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スネオニズムに渇！

僕は以前の記事「ドラえもニズムの理論武装に抵抗する 」において「絵文録ことのは」の文章に現れる松永氏の性格が気持ち悪いので人格攻撃をしてさしあげたのですが、それを人のブログのコメントで「鳥新聞の記事はまるで見当外れだと思ったので放置していました。」とのたまっていらっしゃる。そう言うのは放置と言わないんだけど、ご自分でも自称いやらしい性格といっていらっしゃるので、全く見当は外れていないと思うのだが、キムタケなんかは「絵文緑ことのはの記事はまるで見当外れだと思ったので放置していました。」と言いたいところだろう。

見当を外しているというのは絵文録ことのは」が展開している主張に賛同しないという意味だろうか？彼自身が木村氏を非難した「恣意的謎めき系――反対意見は読ませたくない」のようなコメントでは何が的外れなのかは分らない。僕が書いたことはいやらしい性格についてであって、僕の文章のひどさはともかく、松永氏の見当と僕の見当が違うだけである。僕は松永氏の木村氏批判を批判しているのではない。勘違いしないで欲しい。松永氏を人格攻撃しているのである。単にてめえのかわいい人格が大切だから放置しただけだと思う。

見当外れを説明してくれるほど世の人が親切だとは思っちゃいないが、見当はずれと言うなら、「あんた見当はずれてまっせ」と僕に言えばいいのに、よそのブログにコソコソ書いているスネオぶり。古き良きブロゴスフィア・ジャイアニズムだけじゃなく、未来を知るドラえもんが絶対的な予知を携えのび太の前に現れ、一元論を押し付けるようなドラえもニズムとスネオニズムの嫌味さを兼ね備えていらっしゃいました。

人のブログのコメント欄のほとんどは署名しても偽装可能なので、第三者が見てもご本人が書いたかは分らないという程度のリテラシーは持ってるつもりだが、「絵文録ことのは」でこれまで書かれて来たキムタケ批判は、長々と著作権問題などを書いているが、要は｢気持ち悪い｣｢いやらしい｣というキムタケに対する人格攻撃にほかならない。僕は相手を選べば人格攻撃が悪いとは思っていない 。しかし彼の文脈は、キムタケなんか「どうでもいい」で結ばれるのである。知恵遅れの人に「あんた頭弱いけど頑張れよ。どうでもいいけど。じゃあね！」みたいな感じ。

最も吐き気を催したのは、「Proving grounds of the mad over logs：誰だってジャイアニスト〜プロだけのものではない 」で「嫌いではないが叩くというのは不思議ではある。」と書いてあるととおり、「キムタケが嫌いで叩いているのではない」と取ってつけたような責任逃れの常套句。キムタケが嫌いじゃなければ世のため人類のためにでも叩いてるのか？なんかを攻撃する責任が取れないから、大義名分を取ってつける歴代の戦争好きの政治家のようだ。

「ぱど厨」や「ＮＡＶＥＲ厨」などの問題視されている事象を並べて、キムタケも同じ思想だというやり方は、キムタケに対する人格攻撃として説得力を持たせる効果的な方法だが、ご自分でも書かれている通りキムタケの転載が投稿である以上は雑誌などでもあることなので、結局「どうでもいい」と尻すぼみになるのである。『木村剛、方興東、ぱど厨、NAVER厨、パクリサイトといった「著作権ジャイアニスト」のほんの一例にすぎない』というのは、しょせん自分で定義したジャイアニストと言う言葉で一くくりにしただけだ。『絵文録ことのは「ハチの巣ブログ」と「群れブログ」――ブロゴスフィアにおける戦い』において次のようにある。

木村剛については今回は例として挙げたが、私としては「以後、対手とせず」の心境である。「転載許可を得たブログからのみ転載と変更されたからいいじゃないか」と、木村剛批判を批判する人たちは口を揃えて言うが、肝心の「リンクも転載も同じ」「ネットのものは俺のモノ、だけど俺のものはネットのものじゃない」という思想がまったく変わっていない

想像で物を書いているんだろうけどキムタケがそんな思想を持ってるのか知らないし、何が肝心なのか分らないが、投稿で成り立つ雑誌などと何が違うかといえば、ネット上に全文が重複しているという点だけだと思う。仮に、人格攻撃や思想批判でなくキムタケの転載を非難できるとするなら、僕がインターネットの資源 で書いたような、重複に対して問題提起するしかないと思う。それをあたかもブログ界の正義みたいにキムタケを「ウェブログ界における情報覇権を狙ってブログ企画を展開している」とか「中央集権的な構造をブログ界の中に持ち込もうとした。」などと過剰な被害妄想を並べ立てておいてキムタケが嫌いじゃない？彼自身が木村氏を批判した言葉「エスタブリッシュメントに対抗するヒーロー」にでもなりたいようにしか見えない。

キムタケがどんな思想を持とうが、それに対してどんな批判しようがかまわないが、アメリカが右派と左派で分裂していると言われている現象は、両者が思想の主張を強めているというよりネガティブキャンペーンのなれの果てだと思う。そして松永氏がキムタケの思想を勝手に決めておいて拒絶するような姿勢が分裂を生むのだと思う。くわばらくわばら。

考えてみれば、ドラえもんは嫌いであったが、藤子不二雄先生がドラえもん、ジャイアン、スネオ、のび太、セクシー静香といった主役級のキャラ達を生み出したことは偉大である。しょせん僕は脇役のつまらないキャラの「出木杉君」てなところか。わっはっは。一人三役の松永氏に愛を込めて。

Posted at 2005年03月13日 08:15

追記

見落としていたが、上記の『絵文録ことのは「ハチの巣ブログ」と「群れブログ」――ブロゴスフィアにおける戦い』では、記事の翻訳を全文掲載していらっしゃるが、許可を取られているのだろう。

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