社会に出たら7人敵がいる。
人身と人格
被害者のいる社会問題を扱う議論においては「役人をバッシングしたいわけではない。被害者が現実にいるから問題を指摘している。」というのは説得力がある。しかしそういうのを真似したいのか、普通のささやかな議論で「人格攻撃するわけじゃない。あなたの思想は云々。。」「私の主張はあくまで社会悪に対して云々。。」などと言うのは時々まどろっこしく感じる。
先日も攻撃的な暴言を彼自身のBLOGのコメンターに吐く人がいたので心を痛めながらからかいに行ったら「あくまで社会悪に対する怒りです。」などと言う。いったい社会悪ってなんなんだよと思うのだが、その時は暴言の弁解にもならない言い逃れにしか聞こえなかった。暴言を吐かれた人は社会悪だったのか?たとえ悪人でもそんなもの背負わされたくない。この世に社会悪の一部を構成していない人などいるのだろうか?個人攻撃でいいじゃないか。
松永氏曰く(ブログという「対等な立場のコミュニティ」に上下関係はそぐわない)
「木村剛が嫌い」だから叩いているかのような誤解があるようなので、反論をしておこう。「ゴーログがよくない」のではなく、「ゴーログの思想が変」と言ってるのである。
夏目漱石曰く(青空文庫で全文読める)
三宅雪嶺さんの悪口を書いた事がありました。勿論人身攻撃ではないので、ただ批評に過ぎないのです。
漱石の悪口がなんだかは知らないが、「悪口」を書いたと言っておきながら人身攻撃ではない?何じゃそりゃ。とも思うが、「人身」とは個人の過去を含めた身の上の事で、「人格」がもつ意味合いは個人の思想であり言論であり性格ということにしよう。へんかな?
ということで、人身攻撃はどうしようもないが、人格攻撃上等。もし白熱する議論に参加する方がいらしゃったら「これは社会の為に言ってるんじゃないんです。あなたへの人格攻撃です。」と是非試してみてください。そもそも立派な人格者だったら、攻撃される隙など無いだろう。もし僕の隣家の山田さん(仮名)が、毎晩騒音を発するような無神経な奴だったら、堂々と呼び鈴を押して言い放つ。
「あのーすいません。もう少し夜中静かにしてもらえませんか?いえいえ。決して山田さんを非難するわけじゃないですよ。寝付けないので静かにしてもらえたらうれしいなあ〜なんて、思っちゃったりなんかして。」
やっぱり浮世ではこのようになってしまうな。
Posted at 2005年02月11日 22:40
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