いまどきリンクは自由だとか権利だとか言ってる奴はとても滑稽だと思う
まあ、ブルース芸人の犬井ひろしが叫ぶ分には面白いのだけど、大真面目にハナから自由なもんを、まるで奴隷が人権を勝ち取ったかのような主張はウザイというより滑稽。
公的な機関や、影響力のある組織がリンク禁止してると、乗り込んでリンク禁止のポリシーとそのポリシーを書かせた本音との間にある矛盾点を指摘する高木浩光氏の 栃木県警や公共広告機構、野村総研などの例では、リンクが自由とは言ってないし、自分の自由や権利を主張するのでなく相手の立場でポリシーの変てこさを指摘なさっているのであり、親切心であろう。
前回の記事(不可算な罪 )でいじめ自殺問題をあつかったのですが、たまたま無断リンク禁止の記事が話題になっていて、無断リンク禁止を掲げる他愛も無い個人サイトが無断リンク禁止している事だけを面白がり、管理人が無断リンクに嫌な思いをすることを知りながら、リンクを貼るのは「いじめ」と同じだと思ったので、取り上げた。主題はあくまで「いじめ」についてだったのだが、無断リンクについても最近の記事を読んでみた。
「ソーシャルブックマークサービスといじめ(suVeneのあれ)」では文科省などの情報から「いじめ」の定義をまとめソーシャルブックマークによる無断リンクはいじめと呼べないと判断されている。
僕が思うに前回書いたように文部科学省の定義を持ち出しても、文部科学省にとっていじめが数値に表れたら面倒なんだから、無意味。「いじめ」は「いじめる」の名詞形に他ならない。
いじめ問題がやっかいな点の一つは「恐ろしいのは人の悪意ではなく、悪意の無いところにでもイジメ的状況が発生しうるという事ではないだろうか?(草日記)」に書かれていることであり、僕が前回書いたことにも通ずると思うが、たとえば一人が一人を無視したって、どうって事ないけど、30人だったらつらかったりする。あくまで主体的な他者への行動が、それ単体では問題なくとも、増殖すると問題になりうる。まったく悪意がなかったとしても自殺に追い込むかもしれない。そうなると悪意がなくとも過失である。過失は誰でも起こしうる。
いじめがなくなることは無い。幼児の砂場遊びの領土争いにはじまり、村八分、利害関係が違えばいつでも起こる。なくすことを考えるのは無駄で、ハコフグマン氏のいじめをなくすにはというテキストでは、「つるしあげるべきは文科省
」「発覚した場合は、即校長、教頭、担任をクビ
」とあるが、つるしあげはいじめに他ならない。文部省を吊るし上げたい気持ちは僕もやまやまであるが、その気持ちがある限りいじめはなくならないのであり、いじめへの対処方法を子供のうちから学ばせるほかないと思う。(たとえばこちら
)
国連の委員会で、北朝鮮の事をNorthKoreaと呼ぼうものなら、「DPRKと呼ばんかい」とブチキレル。そんなもんで、各国大使のみなさんは大人だから粛々とDPRKと呼ぶのだが、それを各国大使がみーんなNorthKoreaと呼んで何が悪いと呼び続けたら、テポドン発射である(?)。そう呼んでも悪かねーよ。でも別にNorthKoreaと呼んだって特にメリットもないので、そう呼ぶ必要もない。でもミサイルの飛んでこないネットウォッチャーなんかが面白がるには北朝鮮は最高のネタ。リンクするなと怒る人がいたらそれもウォッチャーの素敵なネタ。
だいたいそんなリンクしてうれしいか?なんか知らないけど、他のサイトとつながった気がしてうれしいか?僕もブログ始めてしばらくはリンクしたらなんかうれしいし、新聞の記事をリンクできずに不便だと思ったけど、どうせリンク切れすんだから、リンク張らずに必要十分な引用だけする。ソース元を見ないと当サイトは信用ならないかもしれないけど、知るか。
自分のサイト利用者に対して、リンクは自由にしてねと言う分にはごく普通のことだけど、恥ずかしげも無くてめえが世界の中心とばかりに「自由だー」ってトップページに書いてるブルースを見ると、僕なんかは自由ではないんだなあと思って、無理して貼らない。もしかしたら、そのような自由の煽動は、無断リンクが嫌な人に対する罪悪感が潜在的にあるから自分を鼓舞しているのかもしれない。
自由なうちから自由を叫んでもろくなことは無いだろう。ほう、そんな自由でつか。じゃ奪っとくかということになるに決まってる。僕の根拠のない見通しでは、イジメやアラシ、自殺ほう助や、殺人依頼など、ネットにおける要因が認められる死者が年間100人ばかし出ると、ネットの利用者特定などの規制強化が進む。
自動車だって、産業革命期に生まれた当初は道交法なんて無いわけで、悪意が無くったって過失が不幸を産むから、規制は強化されるばかり。盗んだバイクで「自由だあ」とかいって走り出すガキとか、ちょいと運転に自信があり自分が過失を起こす想像できない間抜けのせいである。ちょいとばかりネットをやってる時間が長い間抜けやガキが、ネットの規制強化を促進するのである。そしたらアウターネットとか生まれるかも知れんけど。
以前にモヒカン族という「モヒカン族」という文字を書くと拿捕されるサービスを提供しているグループがあり、Otsune氏という人工知能と思わせる評論家がいた。無料サービスだったので僕も数回受けたときに「無断リンク禁止のこと 」という記事でおなじようなことを書いた。そんなもんで今回目にしたいくつかの記事も既にOtsune氏が簡潔に同じようなことを書かれてると思って、サイトに行ってみた。
行動の基準としている価値観
- ネットで見知らぬ人から弄られたときに、過剰に深刻に対処しない方が良い
- 「ネットで茶化す事」を「学校のクラスで茶化す事」と同一視するのはおかしい
- 後略
(Import otsune from hatena)
これは/otsune/about以下に書かれているものだから、otsune氏の行動基準であろう。その価値観をもってしてどんな行動をしていることやら。どのような行動がありうるかというと、1番目のほうは「弄られた時に深刻に対処しません。」かもしれないし、「弄っても深刻に対処するな。」かもしれない。しかしいずれも行動ではなく判断であるから、行動基準というからには、ネットで見知らぬ人を好きに弄る。という行動であろう。2番目は、ネットで茶化すという行動であろう。
まあ過失は起こさないんだろう。そういう行動基準を武装する論理も分かっているつもりである。またそういう行動がなんらかの成長を促すだろうことも想像する。しかしながら、どのような論理をもってしても過失は起こりうるのであって、過失が起こった後では、その論理も見苦しい自己弁護となる。
前回に引き続き、やくみつる氏について言及するが、ボクサー亀田選手の父に対して、子供じみた嫌がらせをして「あえてやってる。あんたのせがれはこれと同じことをしている」と自己正当化していた。良くある自己弁護であり、最低人間氏も相手がこうしたから、僕もやったんだい!みたいな自己弁護。
もう一ついじめのやっかいなところは、顕在化しにくい点である。いじめのあった学校や教師を取り締まるのは困難。まずFBIの証人保護プログラムでも用意しなきゃ。暴行や脅迫までいたれば別だが、いじめは人の心の問題であり、いじめる側は悪気はなかったとか、本人のためだとか、いじめられる側の問題だとか相手のあら探し。あらゆる自己正当を用意している。そしてそれは効力を発揮するのだが、死んじまったら終わり。殺しちまったら終わり。効力は急激に損なわれる。はたして、いじめた側はずっと自己正当化して生きていくだろうか。いや多くは、ドラマのように罪をしょって生きていくと思う。どちらにせよ、それもまた不幸なことだ。いじめられている側は、いじめられているという判断にいたるまで時間もかかり、苦情も表明できず、心にストレスがたまるばかり。いじめホットラインを設けるなどの取り組みも有効な面もあるだろうけど、いじめる側、られる側両方の心を解きほぐす必要があり、有能なカウンセラーを山ほど用意しなければなるまい。
脱線ついでに、いじめをなくすための対策として僕なりのまとめをさせてもらうと、以上に述べたいじめの厄介な点は「1.悪意のないいじめが存在する。」「2.こころの問題で顕在化しにくい。」であり、そのために「1、自分が嫌だと感じたら表明すること」、「2、その表明を尊重すること」だと考える。
これも人によっては難しい面はあるんだろうし、苦情の表明の仕方にもテクニックを要するのだろう。そんなことで、無断リンクしないでくださいって曲がりなりにもファンタジーな苦情を表明したものに「わーい。キレてる」などと言ってリンクする精神は、悪質なSで人が嫌がってるのを喜んでると思われても仕方がない。Noと言える子供を育成するだけでなく、相手がNoと言った場合の対処も教育する必要がある。
国際外交には「Agree to disagree
」という言葉があり、言ってみれば交渉決裂の声明であるが、それなりの外交成果ではあるのだと思う。同意しない事に同意するという事は、少なくとも相手が同意しない事を同意している。例えば竹島/独島の日本と韓国の認識は「agree to disagree」にはいたっていないという事だろう。アホの韓国人やアホの日本人は(全てがアホと言う事でない)、自国の領土だということを、事実だとして相手国が同意していない事も拒否している。交渉すら行われていないに等しい。
韓国が竹島を占領しているのは、日本の苦情を無視している。まるでいじめっ子の韓国。韓国が日本の主張を拒否していることを日本は受け入れて、その海域において慎重である。日本の国からしていじめられ易い外交してんのかな。がんばれいじめられっ子。そして大人になれよいじめっ子。
Posted at 2006年10月22日 00:39
追記
はてなブックマークにコメントをいただいたりしたので、続編を書きました。
前の記事へ「ニッポンの首相が脅迫行為〜ファッキンTony LaRussa」
〜今日もTony LaRussaに失望した。糞じいいが。今日だけじゃない。ポストシーズンで先発メンバーに田口がいない試合すべてに失望してる。ウィルソンもエンカルナシオンもスピイジオもろくにバットにあたりゃしない。ましてや、田口は一度も凡退して...
次の記事へ「代引きシステムの欠陥」
〜 ホットサンドトースター980円(楽天市場) 無線LANのアクセスポイントのついでに安いから買ってみたのだけど、焼きあがりがうれしい商品。パンの外側にマーガリンをぬって、ポテトやキャベツ、コーン、ハム、ソーセージ、チーズ、納豆、卵、マヨネー...
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この記事のタイトル: 鳥新聞: いまどきリンクは自由だとか権利だとか言ってる奴はとても滑稽だと思う
コメント
匿名 からコメント
>そして大人になれよ
おまえもな
Commented at 2006年10月22日 00:47
鳥新聞 からコメント
だって、だってブックマーカーのコメントなんかが大人げなかったから、僕も書きたいこと書いたんだい。
Commented at 2006年10月22日 00:47
otsune からコメント
>これは/otsune/about以下に書かれているものだから、otsune氏の行動基準であろう。
違いますよ。
そこはd.hatena.ne.jp/otsune/に関する基準ですよ。それを文脈を無視してotsuneというハンドル全体に関しての行動基準であろうと拡大解釈するのは、頭蓋骨の内容物の働きが妙な方向に働いているのかもしれないなぁと思われてしまう気がします。
(もちろんhttp://mohican.g.hatena.ne.jp/以下でotsuneというハンドルで書いている文脈は明確に違うことは言うまでも有りません)
Commented at 2006年10月22日 06:40
鳥新聞 からコメント
http://www.otsune.com/さん(とでも呼べばいいんでしょうか?それとも認証を施していないコメントでは「さん」をつけて特定人物を呼ぶようなことは妙でしょうか)。コメントありがとうございます。
文脈というのは尊重しております。「テキスト」はその内容の中で評価すべきだと考えておりますが「行動」は別です。言論の自由は認められながらも、他者へ影響を及ぼした場合は訴訟でなんらかの命令が下されたり、ヤクザからカミソリとか届けられたり、ホメイニ師から処刑宣告されたりします。
Commented at 2006年10月22日 08:27
otsune からコメント
突然「行動」に関するポエムがコメントで書かれていますが、なかなか味わいが深くてよい感じです。
(まさか「書かれているものだから、otsune氏の行動基準であろう」というエントリ本文と完璧に矛盾する「d.hatena.ne.jp/otsune/aboutに書いてある内容ではなくて、行動を見て行動基準を想像したのだ」という意味のコメントを間接的にしたのであれば、ポエムと解釈したのは失礼しました)
Commented at 2006年10月22日 19:59
鳥新聞 からコメント
現在の僕の状態では、ちょっとotsuneさん(eda.s68.xrea.com/以下にあるデータベースMT_commentのnameフィールドがotsuneのcommentフィールド)の真意がつかみかねるので、コメントの返答はせず、朝書いた僕のコメントの補足を書いておきます。
まず、http://d.hatena.ne.jp/otsuneの行動もhttp://mohican.g.hatena.ne.jp/以下のotsuneの行動もよく知りませんし(少しはやり取りさせていただきましたが)、本文に「過失はないだろう」と書いたように、下手な行動をされているとは思っていません。
もしotsune氏が下手な行動をとっていると思わせる記述だったとしたら、申し訳ありませんでした。
僕の文脈では「行動」について「他者に影響をあたえるもの」として、扱っているのは言うまでもありません。
僕がそのような文脈で書いたのには理由がありまして、今回僕が書いたもので批判されていると感じる人は、リバタリアン的な思想の持ち主であろう事を想像しつつ、結果的に他者に影響をあたえなければ、大目に見てあげるべきだという担保をリバタリアンに設けてあげたかったのです。
そのような心理状況から2006年10月22日午前eda.s68.xrea.com/以下の鳥新聞が、ただURIによってキャラとか文鳥じゃなくて文調が変わるというのは分かるとしても、行動はちがうだろってことを書いたポエムでした。(もちろん2006年10月23日午前にeda.s68.xrea.com/以下の鳥新聞というハンドルが書いている文脈は違うかもしれないことは言うまでも有りません)
Commented at 2006年10月23日 00:31
鳥新聞 からコメント
上記のデータベースのレコードに関する記述が、dateフィールドが2006年10月22日 19:59であることはいうまでもありません。
Commented at 2006年10月23日 00:40
鳥新聞 からコメント
上記の記述における「上記」がeda.s68.xrea.com/以下のデータベース以下略
Commented at 2006年10月23日 00:41
鳥新聞 からコメント
上記の記述における「上記」が
Commented at 2006年10月23日 00:42
レイコ からコメント
鳥新聞さんが人気ページにランキングされてました。
日頃から訪問させていただいている私にとっても
嬉しい出来事でした。
http://clip.livedoor.com/hot/20061022
Commented at 2006年10月26日 16:54
鳥新聞 からコメント
ランキングなんかどうでもよいんですが、レイコさんが嬉しいと嬉しい。
Commented at 2006年10月27日 01:08