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代引きシステムの欠陥

ホットサンドトースター９８０円（楽天市場）

無線ＬＡＮのアクセスポイントのついでに安いから買ってみたのだけど、焼きあがりがうれしい商品。パンの外側にマーガリンをぬって、ポテトやキャベツ、コーン、ハム、ソーセージ、チーズ、納豆、卵、マヨネーズ、塩コショウ、チリソースなど好きに組み合わせて楽しんでいる。

無線ＬＡＮ機器の最安値を検索して見つけたい〜でじというお店で、僕が買ったときは１万円以上買うと送料無料だった。現在は「ご迷惑をおかけしております。配送料は頂きません。１０月３１日１５時まで」となっている。

このお店のレビューや、ググルと苦情がたくさん見つかる（参考）。品揃えは豊富だが、在庫のある商品はあまりなく、ほとんど取り寄せという印象である。

おそらく最大の問題は、取り寄せ商品に記述されている「お届けに3〜4日（土日を除く）いただいております。予めご了承願います。」という表記であろう。もちろん商品によって、その日数は異なるので、何らかの基準で書かれていると思うが、その基準が社にとって厳しいのではないだろうか。顧客は当然その期日を越えると不安や不満を覚える。したがって通常は注文後にその期日が守れないと予測された場合に、期日を迎える前に連絡が必要となる。

多くの苦情はおそらく、その連絡さえしていれば表沙汰にならなかったのではないかと思う。それが困難であれば、そのような表記はしないか、「3〜4日以上」に書き換えるべきだろう。

ただ僕に起こったトラブルはそうではなく、出荷しましたというメールが届く前に商品が代引きで到着し、家族のものが受け取り代金を支払ったのだが、後に商品を確認すると、同時に注文した3品のうち1品がかけていた。納品書には3品記述されており、3品送ったと言われたら代引き詐欺かとビクビクしながら（もちろん普通のショップです）、メールを送ると３，４日連絡がなく楽天の掲示板に苦情を書いてからもメールはなく電話で「送る」と連絡を頂きひとまず安心し、それから数日後に届いたのが、指定した納品先（実家）でなく、楽天にユーザー登録した住所（自宅）であった。実家で使いたい商品だったので、それも迷惑な話である。

さて、もし３品送ったと言い張られていたらどうなっただろう。調停の場で「送った」「届いていない」で争えば、説得力のある証言をする自信はあってもたかが１万数千円のことである。２品は届いているので実損は数千円。泣き寝入りするほか無い。実際には泣かないので、いたるところに苦情を書きまくるけどな。

当該ショップは別に胡散臭いところでなく、正規に商業を行い、経済原理に基づき行動するので、たとえ出庫の確認自体が誤っていて、出庫している履歴になっていても、出庫したなどと言い通すような判断はしないとは思う。小額だし。

ただこんなことを書いてしまうと、管理がずさんそうなところを狙って複数の商品を代引きで注文し、届いてねーぞコラというセコい詐欺が沸くかもしれない。消費者が被害にあう場合はいろいろと相談の窓口もあるだろうけど、法人だと弁護士なんか雇って、価格競争に参加できる業者はそうはないだろう。

代引き詐欺というのが、近年話題になったが、郵便局は同じような代引き郵便物が大量に到着して、不審に思っても配達するしかない。配達員は郵便局員としてでなく、人間として「詐欺かもしれません」というのが精一杯である。中身の見える郵便物ならよいが、箱に入った場合は受け取って箱を開けないと中身は確認できない。空けてしまったら、その場で代金を返せと郵便局員に言っても無駄である。ショップ側にとってもリスクは高く、一方的な受け取り拒否を受けると２倍の送料の損害をこうむる。キャンセル料を請求して回収できるか定かでない。郵便を含め運送業もシステムの改善が必要だろう。

またクレジットカードであれば、(株)ＣＣＢや(株)ＣＩＣといった個人信用情報機関が不良消費者情報をクレジット会社に提供していることで、業界のリスクを回避しているのだから、代引きを利用する消費者にも将来ブラックリストが作られることになるのかもしれない。

Posted at 2006年10月25日 23:52