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不自然な人間界

花壇荒らし、犯人はカラスだった!!(日刊スポーツ10月26日)

パンジーは商店街が20日に植えたばかり。並木通りは深夜、暴走族がよく集まっており、商店街の関係者や広島中央署では「暴走族のいたずらではないか」との声も上がっていた。記者は真相を確かめようと、26日午前7時半から現場で張り込み取材を開始。40分ほどして、カラス2羽が花壇に舞い降りた。2羽はしばらく歩き回ったり、土をつついたりした後、1羽がパンジーをついばみ、5株のパンジーを掘り起こした。数分間の“犯行”で、2羽は何事もなかったかのように飛び去った。

おいおい。この記事は暴走族の無実を証明するかもしれないが、カラスを犯人扱いしないで欲しいね。人じゃないし。だいたい鳥界において人間界の罪はない。台風や地震に罪がないのと同様、鳥は悪くないので僕が変わりに謝る。それに「何事もなかったかのように飛び去った」って、何事かあったかのように飛ぶ鳥いたら見てみたいね。

パンジーは可憐で好きだし、フランス語で「思考」を意味する知的な香り。僕んちに庭があれば、パンジー植えたい気持ちはやまやまです。植えた人にしたら不愉快だと思うけど、許してください。人間と自然の関係ってそんなモンです。

人間界の罪は過酷だ。不愉快はなかなか収まるものでない。ノーベル平和賞に5度、ノーベル文学賞に4度候補になった元ギャングに死刑が執行されることが同じ日のニュースにあった。

死刑命令:ノーベル賞候補にもなった元ギャングに(MSN-Mainichi10月26日)

3人ほど殺し、81年に死刑判決を受けていたが、獄中で児童書を書き、ギャング撲滅運動を推進し、「クリップス」という映画にもなったらしい。

刑事罰なので遺族がどう思っていようが、死刑は免れないのだろうけど、人間界の罪と罰と善行は、パンジーや鳥には計り知れないものだ。何事もなかったかのように飛んでってくれ。

殺人事件があるから死刑がある。だけど逆に、死刑があるから殺人事件もあると思ったりする。この世において人間のみが不自然。

Posted at 2005年10月27日 21:00

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この記事のタイトル: 鳥新聞: 不自然な人間界

コメント

つよ からコメント

ゴミ荒らしてるカラスをエアーガンだけで撃退するべきです

Commented at 2005年11月06日 10:15

鳥新聞 からコメント

誰が??

Commented at 2005年11月07日 00:14

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