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輝く空の下側で

以前に「僕は女好きだ」という話題を付き合っていた彼女とワインを飲みながら話している時に、僕は早々とそれを認めて強弁した。「僕は例え女に生まれ変わっても、女が好きじゃー!」と。おいおいキョトンとすんなよ。〜3ヶ月でお別れでした。

僕はその辺にいる、萌えーとか下半身で物を言ってるような女好きではない。下半身が女子を好きなのではない。全身で女子が好きなのである(いばるな)。言い換えれば男として好きなのでなく、人として女子が好きなのである(男としても好きだが)。鳥の仲間でいえばドナルドダック みたいなもんかな。

平塚雷鳥という人が「元始、女性は実に太陽であつた。」と言ったそうである。近づいたら火傷するぜってなもんか?と思って、名前に「鳥」付いてるし共感して調べたら平塚さんが女性だったので驚く。自分で言うのか!続いて「今、女性は月である。他に依つて生き、他の光によつて輝く、病人のやうな蒼白い顔の月である。」とある。太陽は自分では光ってるなんて思ってないだろう。地球なんてやつも、恒星じゃないけど宇宙から見ると綺麗なもんだって宇宙飛行士が言ってた。月も笹や鈴虫にマッチすると綺麗なもんだけど、実は表面をみたら凸凹で不細工なのが、テレビに映ってたよ。まあ、あんたが知らないのは無理もないが。

平塚雷鳥は女性の政治参加などを求め法改正の立役者ともなった女性解放運動家として有名であるが、母性保護論争(参考:古川怜子氏の解説)で与謝野晶子と喧嘩している(類似品:アグネス論争)。今風に言うと、女性に母性を認める平塚がフェミニストで、与謝野がジェンダーフリーといった所だろうか。


jituzon=eXistenZ氏が吉田阿観魚氏を女性サイトのリンク集に入れ、吉田阿観魚氏は「 このサイトを書いている人は男でも女でもありません」と女のジャンルに入れられるのが嫌で、「なぜ「女」というカテゴリーにこのサイトを入れるのか」っておっしゃるが、jituzon=eXistenZ氏は、そりゃあんたが女だからです。ごもっとも。それでおわりだと思ったら、jituzon=eXistenZ氏が平塚雷鳥役を表明され、orochon56氏が吉田氏のとこのコメント欄で、アグネス論争でいう所の上野千鶴子と林真理子の違いを、「男性に受け入れられたか・られなかったか」と言ってしまう斎藤美奈子氏の役割を担い、ますますかつてのジェンダーフリー論争にダブって見えた。

見えただけで、そういう論争にはならなかったが、僕はjituzon=eXistenZ氏にこそモヒカン・テイストを垣間見た。モヒカン族は無断リンクを禁止してる人に、ご丁寧に「そんなことしても無駄でッせ」と啓蒙してくれるそうだが、本件は人のリンク集のジャンル分けに口出しが出来るのかという点にあった。

吉田阿観魚氏も口出しするつもりはなかろうけど、自分のサイトを不本意なジャンル分けされたら嫌だとは思う。まあ僕の場合はろくすっぽリンク集などに掲載されることは極めて稀なので心配無用なんだが。jituzon=eXistenZ氏は、僕と同様女子が好きなのかな。

以前にモヒカン族と無断リンク禁止に関して少しやり取りした事があるが、無断リンク嫌がる人がいて、その事を知ったら僕はリンクしない。本当に気に入ったサイトならローカルにブックマークするか、断ってからリンクする。これこれのジャンル分けしないで下さいと言ってれば、しないだろう。だけどモヒカン族は違うはずだと思う。リンクしたけりゃ相手が土下座してやめてと頼もうがするだろう。リンクされたくなけりゃ文章を公開すんなと。性格の悪さが真骨頂である。

なぜ吉田阿観魚氏が、モヒカン族の遊び場といえ他人から女子とされたくないのかは知らない。なぜjituzon=eXistenZ氏が遊びで女子を隠して書く人からジェンダー観、セクシャリティの問題を考える糧になるのかは分からない。吉田阿観魚氏が個々人の差異の認識、jituzon=eXistenZ氏は性差の認識を中心に語りたいのだと想像する。多分この辺がジェンダーフリーとフェミニズムが噛み合わない部分であろう。

わたし、嫌いな男のタイプはフェミニストです。
いつも言葉を探しているような
つまり、ステキな男のタイプはピアニストです。
軽い気持ちを風にのせるから
(中略)
私のそばを回っているのはフェミニストです。
いつも心の中をのぞく為
私は元気、あなたはいかが?輝く空の下側で
(井上陽水「フェミニスト」)

僕は女子が好きであり、フェミニストの中にはウザイ人もいるだろうけど、フェミニストが嫌いなわけでなない。ただ歌ってみただけ。


僕がなぜ女子が好きなのかを考えてみると、女子のセックス(生理的性)が好きなだけなら分かりやすいのだが、結局はジェンダーも好きということに行き着いてしまう。なぜなら僕はゲイの男性とも女性とも話した事があるが(話だけ)、ゲイの女性(女子が好き)よりもゲイの男性(男子が好き)の人のほうが、話がしっぽりくるのである。多数の経験でないのでただの偶然かもしれないが、つまり僕は生理的なものだけで女子が好きなのではない。僕の脳内にあるジェンダー像も好きなのであろう。もはやそれはジェンダー像と言うべきではないのかもしれないが。

僕のジェンダー像を公開するつもりはないが、それは僕自身を公開する事になるかもしれない。たぶん男の理想の女性像なんてものは、たいていジェンダーフリー論者の反感を買うものになりうる。平凡な事を書くと僕自身のとんがった部分がへっこんでいて、僕のへっこんだ部分をもっているのが結局のところ僕のジェンダー像なのかもしれない。もちろん大和撫子みたいなもんではないし、そんなものを全女性に押し付けるものではない。

もしかしたら、ゲイの女性は女性が好きだから僕に興味がなかったのであり、ゲイの男性は僕に興味が少なからずあったので、僕も話をしやすかったのかもしれない。そう。僕は女子が僕を好きになる前提があるとか思っているから女子が好きなんて言うのかもしれない。もしジェンダーフリー論者の女性を口説きたい場合は、女性が好きなんてのは禁句なんだろう。だからふられたのかな。冗談だったのに。

Posted at 2005年10月16日 16:36

極めて雑な記事なので、改訂版 を書きました。

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Pinged at 2005年10月16日 19:05

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