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移動という偉業

僕は渡り鳥を何より尊敬している。移動するからだ。

遊牧民族は、定住しない。せっかく住まいを設営しても、時がくればそこを離れる。

なぜ、せっかく作った住まいを放棄するのかと、ある草原の遊牧民族に問うと、同じ所に住みつづけると心が弱くなるという。

移動するって事が大変なのは、前回の記事 でも書いたように病気に晒される危険もあれば、水戸黄門が旅先々でトラブルに巻き込まれたり、大航海時代の連中も早死した事を考えれば明らかである。

この季節に飛来した白鳥をよく見てほしい。表情を見てください。疲れた表情をしてるから。(参考1参考2

長い間、同じ所にいると、居心地良くなるし、物事も効率よくこなせる。だけどそれは心を弱くしているかもしれない。僕もそろそろ移動しよう。

Posted at 2005年11月21日 22:00


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この記事のタイトル: 鳥新聞: 移動という偉業

コメント

にせ藤沢人 からコメント

移動しない自分ってのは、移動しない自分の危うさには気づかない。
移動する自分ってのは、移動する自分の危うさにたえず気づかされる。
それとは別に、移動して始めてわかる土着感というのがあって、
明け方に藤沢のド真ん中を流れる川に行って柿色にくすぶってる空を見上げたら、一体感を感じてしまいました。
江の島を湘南と称するのは許せるけれど、藤沢を湘南と言っちゃそれもジモティーが言っちゃお仕舞いだろうとか、そんなことも脳裏をよぎったけれど、そんなことをわざわざ書きとめるのも“ざま”ねえなと放置したりとか。

鳥ってのは、なかなか、いいもんだね。

Commented at 2005年11月29日 02:55

eda からコメント

>移動しない自分ってのは、移動しない自分の危うさには気づかない。
>移動する自分ってのは、移動する自分の危うさにたえず気づかされる。

いいセリフです。移動しなくても分ってりゃいいんでしょうね。

“ざま”ってのは相対的なものなんだと思って、僕は自分の事は全て棚に上げています。

>鳥ってのは、なかなか、いいもんだね。

ですよねっ!僕はここで鳥教を情熱的に布教活動しておりますので、洗脳されないようにご注意ください。藤沢教があっても素敵だと思います。

Commented at 2005年12月01日 22:32

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