教育とは
教育とは、教育する側が教育される側に乗り越えられることを願うべきであると思う。
大人は全てが子供に対して教育を施すものである。群で行動する鳥類や哺乳類はみなそうである。
でも動物の場合は、子供が大人になっても、今までの大人水準を維持するまでで、よほどの事が無い限り、教育者を乗り越える事は無い。
それが野生動物の美しさでもあり、厳しさでもある。大人水準を持たない個体は生きていけないし、その大人水準は生きる必要十分条件であり、進歩もないが、過不足も無い。
人間の場合は親は教えてくれなくても全体として進歩が求められ、僕のいた営業所の売上も成長が求められた。前任者がとんでもない計画を掲げてたもんだから、後任の僕はえらい迷惑した。後退は許されないのである。これは人間なら逃れられないことなんだろう。
著名なある歴史家は大著を編纂するにあたり、自分の仕事を乗り越えられる事を希望した。（参考 ）
それは歴史という学術分野の特色なのかもしれないが、謙虚さと後世の人への優しさを感じる。
Posted at 2005年07月07日 23:57
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