鳥新聞

アンチヒューマン、鳥テイストなニューロ情報誌

Editor: the Birdwatcher Of Prey メール | Q&A | 鳥瞰図

0.鳥新聞トップ/ 燕雀の言葉トップ

<< 前の記事 | メイン | 次の記事 >>

親の顔が見てみたい

JR西日本の管理体制が少しずつ浮き彫りになっている。つうか、管理以前の問題も取り上げられている。

教育は組織の前提にあるものであり、場合によっては組織そのものを表す時もあると思っている。

例えば新人の部下が配属されたとしよう。2,3年してその部下が転勤したとき、転属先の上司はその部下の教育具合にもとの上司を垣間見る事ができるだろう。

だらしない人などに対して「親の顔が見てみたい」と無神経な人はよく言うが、そう言われたら親を恨め。正直に親を上京させて挨拶させなくて良い。恥の上塗りになりかねない。

部下「先輩、ご紹介します。父と母です。」
上司「えっ始めましてこんにちは。」
名刺交換をする。
親「お世話になってます。会って見たいとのこと息子から聞きましたので、こちらからご挨拶すべきかと思いまして、これ地元の温泉饅頭です。」

日勤教育というものが運転士のヘマに対して行われるらしい。以前に日勤教育が精神的苦痛で自殺したと思われる運転士の裁判がクローズアップされ日勤教育には罵詈雑言、いじめがあったと訴えているようだ。

怒鳴ったり脅したりして人が言うことを聞くのは、既に信頼関係を築いているか、身の危険を感じるほどの脅しをしたときだけだ。実はそんな事は分かっているのだ。分かっていないのは、自分はさほど信頼されていないという事と自分の脅しに効果がないということだ。信頼などそう簡単に得られるものではない。

全国の年頃のご子息をお持ちの親御さんは、どこかで顔を見たいと誰かに思われているかもしれない。家族も組織である。運転士の問題は組織の問題である。JR西日本という組織の一員でもあり、日本という組織の一員でもある。親の顔を見てみたいと思った時、鏡を見るのも良いかもしれない。

僕の親の顔見たいって?今度紹介しますよ。

Posted at 2005年04月28日 00:29

関連記事(キーワード=「脱線事故」)

2005年04月26日 脱線事故と反日
2005年04月28日 親の顔が見てみたい
2005年05月01日 美徳を疑問視するな
2005年05月06日 Bowling for JR


トップページへ

前の記事へ「花VS鳥」
〜ピンクをめぐる闘争

次の記事へ「ヨコシマたそがれ」
〜ykenko1さんの「人間と会話」を読んで会話は人間の醍醐味だと思う。会話するのが面倒くさくなったら人間も末期。たそがれ時です。ましてや人間との会話は疲れる、鳥のさえずりを聞いてるほうが良いなどというのは重症である。 そういえば最近は5人以...

トラックバック

この記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。

URL: http://eda.s68.xrea.com/x/mt/mt-tb.cgi/348

この記事のタイトル: 鳥新聞: 親の顔が見てみたい

コメントしてください







名前、アドレスを登録しますか?
(Cookieに保存します。)




Copyright(C)2004 EDA Corporation. All Rights Reserved.
メール | Q&A | 鳥瞰図 | 鳥新聞トップ | このページの頭