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医者や人工中絶経験者は読まないで下さい。

禁句〜自己ペット化

この世では殺人は認められていると僕は考えている。そう考える方が精神衛生上楽だから。だけどそんな事は言わない。言わないけど書くデリカシーのない僕。

死刑はなくなる方向だけど、日本を含め身近なアジア諸国の多くや、ロシア、アメリカといった大国で実施されているのを、いちいち心痛めていてはしんどいので、怒鳴るのはアムネスティーとかに任せとけ。

中絶、減数手術や安楽死といった殺人に心を痛めていてはしんどいので、異議を唱えるのは聖職者にでも任せとけばよい。

現在でもアメリカ人の多くが、日本の町に原爆を落としたのは戦争を終わらすためにやむをえなかったなどと言いながら、911のテロでぬけぬけと「何の罪も無い民間人を殺すのは許されない」と、よく言うよ。あのねえ何の罪も無い民間人を殺すのは認められてんの。あんたらの論理では罪があったら殺してもいいんだろうけど、あんたらの好きなキリスト教では人間は原罪しょってんの。残念。

もちろん殺人を推奨しません。だけど戦争にしろ死刑にしろ人の命は人の手で奪われている。だけど医者や軍人、中絶経験者の居心地が悪いから、罪人をヒトデナシと言ったり、受精間もない胎児は人間じゃなかったり、脳死は人間の死だったりするわけだ。僕は医者でもないし、一生妊娠できない体なので、殺人と呼ぶ。自分勝手ですいません。

昨年の京都新聞9月8日にペットの寿命がのっていた。


最新データ1991年
11.9才8.6才
9.9才5.1才

一方で人間と同じように、ガンや糖尿病などの成人病になるのもいるようで、高齢ペットの中には、ボケ老犬、ボケ老猫もいるようで、徘徊することもあると書いてあった。猫なんぞ徘徊してナンボだと思うが、ボケの徘徊とボケてない散歩と何が違うのだろう。ボケてなければ「ちょっと散歩に行ってきます」とでも断るのだろうか。

数値が飛躍的に上がっているので、技術の進歩には拍手を送るが、捨てられるペットを含めると、変わんねぇーんじゃないか思った。我輩は捨て猫であるの記述では捨て猫平均寿命は4.5歳とあるが、何匹ノラがいて、処分場に連れて行かれるのが何歳で殺されているのかの情報はないが、毎年処分される百万匹くらいのペットになり損ねた犬や猫の死亡年齢はペットの寿命には勘定されないのだろう。

共同通信4月7日によると長寿世界一は日本とWHOが世界保健報告を報じた。一方、読売新聞4月4日によると多胎妊娠の減数手術が三つ子で4割、四つ子は7割行なわれていると日本産科婦人科学会の発表を報じた。人間もペットみたいなもんなんだろう。ペットになり損ねた犬猫の寿命は勘定されないように、日本では22週以内の胎児の死は勘定されない。

一方死期が近い方の人間がどこまで人間かについては、胎児みたいに「22週」などと数値で規定できないので、難しいようだ。読売新聞4月1日によると米国の尊厳死論争の象徴的存在となっていた植物状態のシャイボさんが栄養と水分を補給するチューブを外され、2週間後死亡した。尊厳死を主張する夫と「娘は死を望んでいない」とする両親の間で7年越しの法廷闘争が続いていたそうだ。

毎日新聞4月7日によると、自公両党が検討を進めてきた臓器移植法改正案の詳細が明らかになった。年5件程度しかない脳死臓器提供を増やすため、提供の条件を緩めるもので、具体的には現行法が求める「本人の提供意思」を外し、本人が事前に提供を拒否していない限り、遺族の同意だけで提供を可能にする案だそうだ。

鳥は卵も大事にあっためてるから僕は受精卵から心臓停止まで人間だと思っている。だが殺人は認められている。22週から脳死までの間は自己ペット化した人間である。ペットのみが手厚く扱われる。

以下ソースの引用

世界保健機関(WHO)が7日発表した2005年版の「世界保健報告」によると、平均寿命が世界で一番長い国は日本で82歳だった。男女別では、男性も、日本はスイスやスウェーデンなどと並び78歳で最長寿だった。調査は03年に実施。平均寿命は世界192カ国中、日本など13カ国で80歳以上だった。だが、アフリカの26カ国とアフガニスタンの計27カ国は50歳未満だった。最も平均寿命が短いのはスワジランドの35歳。(共同通信4月7日)
調査は、体外受精を実施している全国588施設を対象に、2000〜02年の3年間に発生した三つ子以上の妊娠について尋ね、45%にあたる262施設から回答があった。その結果、三つ子以上の妊娠570例のうち228例(40%)で減数手術が行われていた。
三つ子では519例中191例(37%)で行われ、そのうち161例は双子に、30例は1人に減らされていた。四つ子以上では51例中37例(73%)が双子か1人に減数手術されていた。
過去の調査と比較すると、1994〜96年では三つ子以上の22%、97〜99年では33%で減数手術が行われており、年々実施率が高まっていることがわかった。(読売新聞4月4日)
尊厳死の是非をめぐり米国で大きな論議を巻き起こしていた植物状態の女性テリ・シャイボさん(41)が31日午前(日本時間31日夜)、米フロリダ州のホスピスで死亡した。
シャイボさんは18日に、尊厳死を求める夫の訴えを認めた州裁判所の決定を受け、栄養と水分を補給するチューブを外された。
ブッシュ大統領と連邦議会は21日に裁判所の決定を再審理するよう求める法案を成立させたが、司法判断は覆せず、宗教右派を意識した緊急立法については世論の支持も十分得られなかった。(読売新聞4月1日)
改正案は「脳死体とは、脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至ったと判定された死体をいう」との規定を置き、「脳死は人の死」と明確に定めた。
また現行法は脳死判定の実施には脳死者本人の意思と家族の同意を義務付けているが、改正案はこの規定を削除。家族や本人の意思と関係なく、医師の判断で脳死判定・死亡宣告ができる制度にする。
さらに改正案は、臓器提供者本人が、生前に書面で自分の親族への移植を意思表示した場合、それを認める規定を新設している。現行法のガイドラインは、公正な移植の実現のため、移植を受ける患者を医学的な優先順位などに基づいて選ぶと定めており、この点も議論となりそうだ。
脳死を一律に人の死とすることは現行法の成立過程でも衆参両院で議論されたが、脳死を死と認めない意見も根強く、見送られた経緯がある。(毎日新聞4月7日)

Posted at 2005年04月11日 00:18

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2004年09月03日 禁句
2004年10月20日 禁句その2
2005年04月11日 禁句〜自己ペット化


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