地球は鳥が君臨するかもしれない。
2億5千万年前の進化
先週、マッチこと近藤真彦が溺れる少年を「お兄ちゃんが助けてあげる」と救助したそうだ。40才にもなってお兄ちゃんはねえだろって話題は置いておいて、水に飛び込む覚悟が必要なイベントが先月7月31日アメリカで行なわれた。hotwired:世界一おかしな鳥人間コンテスト『フルークターク』、今年も開催
鳥人間コンテスト「フルークターク」は、飛行距離、創造性、演出の面白さが審査され、これまでの最長飛行距離は、2000年のヨーロッパ大会で記録された約59.5メートルだが、これはまったくの例外で、1メートル以上飛べたチームは数えるほどしかない。間違いなく着水じゃなくダイビングだ。日本では飛行距離のみ評価され人力プロペラ機を使い数百メートルの飛行もざらであるが、これはこれでドラマがあり面白い。
長距離の飛行を実現するには、大きな翼や精密な製作技術も必要だが、パイロットの筋力と持久力が何よりも必要である。おそらく飛行を終えたへとへとのパイロットは鳥の偉大さを思い知る事だろう。
しかも渡り鳥の中には一万メートル近い上空を飛ぶものもいる。マラソン選手がボルダーやサンモリッツなど高地でトレーニングをする事でわかるように、低酸素の運動はこたえます。飛行機にしろターボエンジンの開発は低酸素でも出力を落とさないための空気の供給システムの開発であった。
NHK地球大進化によれば、2億5千万年前の低酸素時代を生き抜くため哺乳類の祖先は、胎児に酸素を与えやすい「胎生」と、呼吸を補助する筋肉「横隔膜」を得たと言われる。一方、地球に君臨することになる恐竜たちは、気嚢システムを作り上げ、低酸素時代を生き延びたという発表が最近あったらしい。
この気嚢システムこそ現在も鳥が引き継ぎ、昆虫にもある呼吸器官である。人間には気管支のみが肺へ空気を送り、気管支が排気を行なうため、肺には空気がいっぱいの時と少ない時が発生する。気嚢システムは常に空気いっぱいの状態を作るのである。結果的に体内に空気がいっぱいあるので、体積に対する重量、比重が低くなり飛ぶ事を助けている。
鳥人間と言えば、先月チキンマンの話題があった。幼児期に何年も鶏小屋に監禁された男である。狼に育てられた少女のように、鳥が親の関係があったかわからないが、鶏が飛べないということが唯一の救いだったかもしれない。
「みにくいアヒルの子」が成立したのは、みにくい子が白鳥だったからだ。義理の母が空飛んだら、白鳥はついていける。みにくい子が人間だったら悲惨だ。飛べないんだもん。
恐竜が絶滅したのは、その大型の体格ではないかと言われるが、そうであれば、小さな鳥達の完璧さが伺える。じゃあ次なる低酸素時代に君臨するのは鳥かもしれない。ボルダー行ってきたえてこようかな。
Posted at 2004年08月12日 18:29
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