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適切に判断

どこの誰が、てめえの行動が適切だと言えるのだろうか。僕なんか不安と後悔だらけである。それでも恥ずかしげも無く行動したり提案したりするけど、100%正しいとは思っていない。100%正しいなんて思っていると、精神衛生上よくない。行動すればするほど必ず提案を拒否される場面に遭遇するからだ。

ただ、心の問題や個人的な行動はなんら他人から批判される筋合いはないし、強制的にとめられるものではない。キモオタが猥褻なフィギュア人形を自室に飾ろうが、キャバクラや合コンでエロ光線を発射しまくろうが自由である。民主党あたりの言い分としても、首相なんだから私生活もちゃんとせいってところだろうか。

車は公用車ではないかと言われるとどうなのか知らないが、世の中は公私混同三昧である。民間企業でも、出張にからめて遊んでる奴はわんさかいる。上級者は私用にあわせて出張を作る芸当もこなす。ささやかなことである。

小泉さんの靖国参拝は、ただ単に彼が有名人だから、私生活が取沙汰されているに過ぎない。今回のインタビューで「いつ行っても批判されるんだから、今日行った。」みたいなかわいいことを言っていたが、そもそも総裁選の公約として「いかなる批判があろうとも総理大臣として8月15日に参拝する」みたいなことを言ったのが軽薄だったのである。だいたい彼の公約なんてものは、30兆円の国債発行枠という公約を破っておいて「どうってことない」と発言する程度のことである。「首相になったら、いかなる批判があろうとも公邸の自室にフィギュアを飾る」と言う様なもんだろうか。勝手にしろ。

総裁選の公約なんて代物も国民には投票する権利が無いので、自民党員に向けられたものである。僕にとっては勝手にしろやって感じ。公明党の神崎代表は「まことに遺憾だ」って言ってたけど、「そうはイカンザキ!」ってわけには行かなかったようだね。せめて「まことに遺憾ザキ!」って言えばいいのに。おそらく今まで8月15日に行かなかったのは、中国、韓国等への配慮よりも公明党への配慮だったのじゃないだろうか。先の選挙の自民党圧勝により、公明党の存在感も希薄になったということか?

小泉さんはもう総理をやめるので、これから毎年こころおきなく大好きな靖国参拝ができるね。アジア諸国がここぞとばかりに、靖国参拝を批判的に取り上げるのは、日本を仮想敵国とした政治利用であると思う。なぜなら小泉さんの靖国参拝そのものが政治利用だからである。心の問題にふさわしく誰にも気づかれずに参拝されるものなら、ましてや総理でもなくただのジジイのすることなら批判もなくなるだろう。

僕は交渉や説明、提案などにおいて「適切」とか「自然なこと」とか「常識」といった言葉を使うことが嫌いである。そりゃ使うことはある。説明するのが面倒なときなんかは、不誠実にもそんな言葉で片付けようとする。たとえばコンピュータを使ったこと無いような人に「そこで左クリックが常識だろうが」とか「適切に使ってたらそんなことにはならん」とか言うような人にはなりたくない。

イラク派遣のときでも、今回の靖国参拝のときでも、事前のインタビューに小泉さんは「適切に判断する」と説明してきた。てめえに適切な判断能力があるか疑問だから、親切にも聞いているのであり、説明の機会が与えられているのである。小泉さんにとってはうっとうしいだろうけど、中国や韓国にはない民主的な機能なのだと思う。

そういえば、先日アメリカ牛肉の輸入再開したときに、「食べたくない人は食べればいいし、食べたくない人は食べなければよい」みたいな事を言っていたが、マジで軽薄だと思った。国が輸入再開するということは、国民のほとんどは食べないという選択などは困難である。

Posted at 2006年08月15日 23:36

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