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天橋立の鳥に告ぐ

渡り鳥、脅かさないで 天橋立の花火催し 野鳥の会が意見書」(京都新聞11月3日)

冬花火のイベントは成相寺(同市)の33年ぶり本尊開帳を記念、閉帳日に合わせて催される。開催場所の天橋立や阿蘇海周辺は、水鳥などが毎年数多く飛来、府の鳥獣保護区に指定されている。 (中略)意見書では、飛来が始まるこの時期に約3千発の花火が打ち上がることで、野鳥への悪影響が懸念されると指摘。さらに、15日の狩猟解禁を控え、花火に驚いた鳥が鳥獣保護区から猟区に追いやられる危険性があるとし、▽打ち上げの全面中止か大幅な規模縮小▽打ち上げ場所の変更−を求めている。これに対し主催者側は2日までに、「渡り鳥の飛来時期や鳥獣保護区の指定を考えると、今回の企画は配慮を欠いた」と認めた上で「新たな会場となる場所確保や(同支部との)協議には時間的余裕がない」と、文書で回答した。

だいたいが成相寺のご本尊は施無畏者ともいい、仏の慈愛を象徴しています。聖観音菩薩は梵語ではアヴァロキテシバラといい、観世音、観自在、光世音と訳します。聖観世音菩薩の観世音とは「世の音を観る」と書き、一切の人々の声や願い事を良く見抜かれるという意味です。参考

やりたきゃやれ。その代わり天橋立の鳥たちに告ぐ。2度とそんな無慈悲な所に行ってやる必要はない。日本全国野鳥に飛来して欲しい町はいくらでもある。

天橋立は京都府北部にあり百人一首でも詠われている日本三大三景のひとつである。自然が作り上げた造形である。丘の上からそれを股の下から覗くと天に架かった橋に見えるという。僕も子供の頃に行った事がある。丘の上では決まって人々は股の下からそれを眺めるのである。写真を撮ってる人まで又の下から撮っているのである。普通に撮ってひっくり返せばいいだけにも関わらず。

小さな町、宮津市はそれが最大にして唯一の観光資源といっても過言ではなかろう。自然が作り上げたものだったからこそ貴重なのである。野鳥の飛来が貴重なのも人間がコントロールできない自然だからこそ貴重なのである。たかだか33年程度の人間が作った行事に、ろくすっぽ十分な配慮のできない企画をする人間が催すイベントが自然をないがしろにするなら、天橋立を誇る資格は無い。

Posted at 2005年11月07日 00:02


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コメント

匿名 からコメント

天橋立の股のぞきは江戸時代からあるそうです。
(写真とは無縁の風俗ですな)
渡り鳥に対する認識や配慮の甘さへの批判はよく
解りますが、当地に対する浅い知識を元に侮辱を
されるのはどういう事でしょうか? 当地を思い
やっての記載とは到底おもえませんが・・・。

Commented at 2005年11月14日 22:03

地元市民 からコメント

地元に住んで頂ければお分かりになると思いますが、この不景気に輪をかける様に襲い掛かってきた、昨年の台風23号の被害。今年のJR福知山線の事故による観光客の減少。私達には生活がかかっています。今回の花火大会を開催して頂き、私達は元気を取り戻し、大変感謝しております。ちなみに、花火大会の次の日は、前日よりも沢山の野鳥が飛来してきてました。

Commented at 2005年11月16日 20:25

鳥新聞 からコメント

地元にすまなくたって、全国の何万とある地方の市町村は不景気でしょう。そのほとんどが日本三景どころか、何一つ無い町です。

野鳥が飛来して何よりですが、それは偶然です。主催者だって野鳥の会の指摘を認めているのですから。

地方都市が観光産業活性のためにしてきた投資は、計画が甘く、目先の生活を重視し、自然をないがしろにしてきたように思います。そして自治体の行った大規模な事業はことごとく失敗してきた印象です。あくまで印象だし僕はここで読んだ記事しか見ていませんので、今回の花火大会もそうだというわけではありません。

天橋立が日本に稀有の観光資源だからといって、千客万来の状況とは思いません。稀有の観光資源だけに苦労があると思います。侮辱したつもりは無いのですが、鳥が好きな者のサイトなのでご了承ください。

最も台風23号の被害を受けた豊岡市が自然を回復し野鳥を取り戻す取り組みをして世界的に注目されたニュースが最近ありましたので、余計にこのような論調になりました。

Commented at 2005年11月16日 23:30

にせ藤沢人 からコメント

> 侮辱したつもりは無いのですが、鳥が好きな者のサイトなのでご了承ください。
いや、いいんじゃないの。と、藤沢市がここ10年してきた投資を思い出しつつそんなふうに思ってしまう。
柿色とオレンジ色の件ですが、
http://fujisawa.bblog.jp/entry/250540/
もう少し掘り下げます。

Commented at 2005年11月25日 07:33

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Commented at 2014年02月24日 00:24

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