鳥新聞

アンチヒューマン、鳥テイストなニューロ情報誌

Editor: the Birdwatcher Of Prey メール | Q&A | 鳥瞰図

0.鳥新聞トップ/ 燕雀の言葉トップ

<< 前の記事 | メイン | 次の記事 >>

メロンとスイカ

人の御宅におじゃまして、メロンを出された暁には、スプーンが添えられ、場合によっては、皮と実のボーダーに切れ目が入れられている事もあり、ささやかなセレブ気分で上品に食す事が出来る。

ところがスイカなどという庶民的な野菜と呼ぶにふさわしいデザートに遭遇した際には、スプーンなど似つかわしくなく、かぶりつくに限る。出来る事なら窓でも開けてもらい、種はそこからどうぞお吐きください。とでも言われたらペッ、ペッと如何に僕がスイカの種を遠く正確に飛ばせるかをご披露する事が出来るのだが。

そんな事はどうでもよい。スイカを食い進めるうちに訪れる苦悩は、皮と実のボーダーを自ら決しなければならないということだ。そしてそのボーダーはスプーンによる滑らかな曲線でなく、歯型がついている。

先日グレープフルーツの本物の皮のなかにグレープフルーツ味のゼリーが入ってるのを食べたが、残った皮は当然きれいに元の実がくりぬかれている。そりゃあ、一発でくりぬけるような刃物かなんかを使うのだろう。ゼリーを食べ終わって皮を見たら歯形でくりぬかれてたら嫌だもんね。

スイカの皮と実のボーダー問題を「簡単じゃないか、皮は白く実は赤い」と言われるかもしれないが、そこが曲者なのである。赤い実を全て食べ白い皮を残すとなれば、がめついと思われかねない。ここはひとつ断腸の思いでわずかに赤い部分を残すべきなのだろうか。その御宅でカブトムシや鈴虫を飼っていようものなら、彼らからブーイングを食らってしまうかもしれない。

先日食べたスイカはかなり熟していて、すごく甘くて皮の白い部分も柔らかく、ついついしゃりしゃりと赤い部分を残さず食べてしまった。喉が渇いてたし。。悪ぃかよ。てめえら昆虫は、昆虫用の蜜でも舐めてろや。こんちくしょう。

Posted at 2005年08月25日 23:35


トップページへ

前の記事へ「Agree to disagree」
〜外交上「agree to disagree」という言葉が使われる事があるらしい。言ってみれば交渉決裂の声明であるが、それなりの外交成果ではあるのだと思う。 同意しない事に同意するという事は、少なくとも相手が同意しない事を同意している。 例え...

次の記事へ「公職選挙法とブログ」
〜独自に政治家にインタビューしブログに掲載されておられる泉あい氏の公職選挙法に関する疑問のスレッドに以下のような投稿を見かけた。 取材内容をネットで公開することに関してですが、問題ありません。公選法上は何も規定されていませんので自由にやって結...

トラックバック

この記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。

URL: http://eda.s68.xrea.com/x/mt/mt-tb.cgi/416

この記事のタイトル: 鳥新聞: メロンとスイカ

コメントしてください







名前、アドレスを登録しますか?
(Cookieに保存します。)




Copyright(C)2004 EDA Corporation. All Rights Reserved.
メール | Q&A | 鳥瞰図 | 鳥新聞トップ | このページの頭