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双頭の蛇

埼玉県で二つの頭を持つヘビが見つかったそうだ。(asahi.com6月18日)

体長約30センチのアオダイショウの幼蛇。日本蛇族学術研究所(群馬県太田市)によると、一卵性双生児が発生段階で完全に分離しないまま成長した奇形とみられ、非常に珍しい例という。それぞれの頭がエサを奪い合って「個」を主張することも。餌付けが難しく半年以上飼育できるのはまれといい、預かった埼玉県長瀞町の自然史博物館は「できるだけ長く生きてくれれば」。

最初に思い出したのはベトちゃんドクちゃん。アメリカが撒いた枯葉剤の影響と言われたので、埼玉の土壌を危惧する。確か分離手術が日本で行なわれ、1人は寝たきりだが、1人は元気だというのを何年か前にテレビで見た。

次に思い出したのは、極楽浄土に住んでいるという共命鳥 。二つの頭がケンカして、一方が他方を殺したら、体はひとつなので死んでしまったという話があるが、これは生命に必要な器官がひとつしかないと思われ分離手術は不可能だろう。

キングギドラという怪獣がゴジラだったかウルトラマンにどうやってやっつけられたか知らないが、日本神話にでてくるヤマタノオロチ(八岐大蛇)というバケモンは、8つの頭に8つの尾を持っていて、退治したスサノオノミコト(素盞鳴尊/須佐之男命)は8つの頭を全部切り落としたそうなので、分離手術を施せば、それぞれ生きることが出来たと思われる。

埼玉の双頭の蛇であるが、写真を見ると頭のすぐ下で一つに交わっているので、分離手術は無理っぽい。胃袋などの器官は一つに思える。記事には餌を奪い合うと書かれているが、一方が何か食べれば、もう一方も満腹感を得られそうなんだけど、レントゲン写真を公開して欲しい。気持ち悪いので別にどうでもいいけど。

僕の友人でも、上半身と下半身にそれぞれ頭を持つ人がいて、二つの頭同士がしょっちゅうケンカしてるそうだ。僕は彼を双頭の蛇と呼んでいる。恐ろしい奴だ。分離手術は不可能らしい。

参考:
wikipediaによればべトちゃんドクちゃんは現在も生存中で、枯葉剤の影響については不明とされている。
八岐大蛇退治

Posted at 2005年06月19日 23:59


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