田中県政追撃コラム様へ
田中県政追撃コラムからトラックバックを頂いた僕の記事では個人ブログでジャーナリズムを実現するのは難しいと書いたのだが、田中県政追撃コラムの最新記事では長野県の田中知事の政治資金の使途について報道されている。深読みかもしれないが、僕の書いたものに対して「これがジャーナリズムだ」と挑戦状をたたきつけられたとも受け取れる。
最初に断っておくが、「田中県政追撃コラム」でやられている事については、評価はともかく尊敬する。どんな人間でもひとりで出来る事は限られているが、人が出来る限りの仕事をする事自体を誰も非難はできない。
僕は長野県民ではないので、田中知事には全く興味なく、サブタイトルに書かれている
長野県庁では評判で、新聞より読まれている。現在、3つのサイトから約2450部配信されています。
というのが、どのように評価されるべきかはわからない。ただ僕が記事を読んだ率直な印象は、「田中康夫のようなペテン師が長野県知事でいられるのは愚鈍なるマスコミ」などといった言説を付け加えるのは、僕が元々考えていたジャーナリズムからはほど遠く、客観中立の立場から書かれているとは思えない。もちろん反田中の立派なメディアではあると思う。メディアに偏りや主張があるのは当然の事だし、アンチ田中の読者にとっては、面白いゴシップ誌の役割を果たすだろう。
多くのブログが個人的感情やエッセイや日記を公開していて、そこに人間味のある面白さがあるのは知っているが、もしブログでジャーナリズムを標榜しようとするなら、あんたの田中嫌いは十分わかるけど、感情を取り除いて、客観事実だけを列記すればよい。うまくまとまっていれば、自分が表現しなくても、アンチ田中の県会議員や、既得権を奪われそうな人が、コメント書いたり、トラックバックをしてくれるだろう。もちろん自作自演もいいだろう。感情任せに田中氏を「詐欺師」「改革ゴロ」などと呼ぶようでは、読者はアンチ田中に限られ、それ以外の人からは「コイツは偏ってるな」と思われ信頼も得られないだろう。
ただ、これはあくまで大宅壮一の著書を読んだだけの僕のジャーナリズムに対する考え方で、報道に携わる人の中には、「ジャーナリズムの客観性は幻想だ」という人もいるので、好きにやればいいと思う。もし公共の利益を目指されておられるのなら、こんなところにトラックバック送ってないで、多くの長野県有権者の読者を得られる事をお祈りします。
ただ、もし田中知事が鳥をいじめるような事をするなら、全身全霊を傾けて、ここでバッシングを行うので教えてください。まあ、全身全霊つってもたいしたこと無いけど。
Posted at 2005年02月26日 23:59
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コメント
田中県政追撃コラム発行人 からコメント
私は変な客観報道主義には厭き厭きしています。客観報道が真実を伝えていますか?あなたは私のメルマガを見て、マスコミ上の田中知事と違いすぎるのに驚いたはずです。多くの人がそういっています。小利口なジャーナリズムなんか糞食らえなんですよ、私は。
>感情任せに田中氏を「詐欺師」「改革ゴロ」などと呼ぶようでは、
こんなことを言っているのは青い証拠。君は頭でっかちなだけの子供だ。
「詐欺師」「改革ゴロ」こそが田中康夫の正体を示す的確な言葉だ。これ以上の言葉はない。長野県では多くの人がそういっている。数年後田中康夫はこう評されるはずだ。
それに、これはキャッチコピーだ。刺激的言葉を使うのは当たり前だろう。
建前主義のマスコミ報道に毒されているから君はこんなことを言うのだ。田中康夫は”行政総会屋”みたいなものだ。感情論なんかではない。
ジャーナリストは時代の先を歩くものだ。後からついてくるようではジャーナリズムを論じる資格はない。君は事象を後ろから眺めて理屈をこねてるだけではないのか?人が言わないことを、人がしないことをしたほうがいい。みんなと同じようなことを言っている様では意味はない。
遠くからチラッと見て、よく知りもしないで浅薄な批判をしてはいけないよ。
>個人ブログでジャーナリズムを実現するのは難しい
私は長野県政という限定されたところでそれを可能にしている。
ネット上の議論は面倒なので好まない。これ以上の異論があれば会うか電話でしよう。
んじゃ。
Commented at 2005年02月27日 21:03
eda からコメント
長野県内で頑張って下さい。書き方によっては一般的に面白くもなるかもしれませんが、少なくとも僕には信頼感は得られませんでした。んじゃ。
Commented at 2005年02月28日 00:00