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空想と現実の違いは相対的な違い

夢と現実2

僕はとっても落ち着きの無い子でした。通知簿の担任からのメッセージにもそう書いてあった。おまけに僕はヒソヒソ話というのが苦手で、小さい声で話しているつもりでも、普通の声のトーンらしい。授業中の私語で、先生の声より大きな声で話している事もあったらしい。そのとき僕の話を先生を気にしながら聞いていた友達は今でも会うたび笑い話にする。ごめん先生。悪気は無かったんです。今でも集中力の無い僕はいつも雑念だらけです。

脳みそには夢と現実を区別する機能があると聞いて、夢よりも現実は雑念だらけなのかなーと思ったら、「複雑系」徒然blog:脳はいかにして空想と現実を見分けているのか?によると現実は「通常は感覚的に鮮明であり、意図的な操作やトップダウン的な処理過程の関与が少ない自動的、非意図的な過程で、時空間的に前後の文脈情報の中に位置づけられるという特徴をもっている。」らしいので、僕にとって事実に対する前後の文脈情報というのは雑念なのかもしれない。それに現実というのは、過去の記憶になった時点で不鮮明になり、夢と区別する手段は無くなる。空想と現実の違いは相対的な違いなんだ。

先日まちがいなく現実の出来事なのだが、休日にお気に入りのズボンをはいてさっそうと歩いていると、段差に気がつかずつまづいてしまった。

図1

なんせ、「さっそう」と歩いていたもんだから、かなり勢い良く全身が地面に向かっていく。

図2

しかしながら「お気に入り」のズボンに通した足はなんとか一歩前に踏み出す事に成功。

図3

上図にような角度と足の長さであれば、バランスは保てるだけど、実際には下図。「さっそう」の野郎がそんなのお構いなしに地面に誘い込む。

図4

ひざを着けば事態は終わるんだけど「お気に入り」がそれを許さない。負けずにもう一歩踏み出す事に成功。

図5

はたから見ると多分300mくらいバカボンのおまわりさんみたくなっていたと思う。僕自身はマトリックスのネロみたいと思っている。

おまわり

「さっそう」と「お気に入り」の闘争は、ポケットに突っ込んでいた右手の仲介により終結し「お気に入り」は守られた。非意図的、自動的な現象だったけど、いっさい他の情報が欠落し、雑念も無い夢のような出来事だった。

Posted at 2004年11月21日 23:57


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この記事のタイトル: 鳥新聞: 夢と現実2

コメント

ykenko1 からコメント

なんか夢というか漫画みたいなできごとですね。edaさん、もしかしてマトリックスみたいに頭の後ろにプラグが刺さっていませんか?

Commented at 2004年11月22日 09:35

鳥新聞 からコメント

すいませーん。ありました。けっこう目立たないものですね。

Commented at 2004年11月22日 19:56

ykenko1 からコメント

爆笑。一本、取られました。

Commented at 2004年11月22日 23:30

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