日本人拘束6人目@イラク
地震と台風の復旧と重なっているためか、いまいち盛り上がりに欠ける。6人目で慣れているのと、たぶん22歳の人質の主義信条がピンと来ないからだろう。
第一、家族ですら何しに行っているのか知らない。会見で「何か人に役立つために行ったのだと思う。」と想像で言っている。彼が親にイラクに行く事を知らせなかったのは、危険なことをもちろん知っていたからだろう。
それでも家族の家には、嫌がらせの電話が殺到しているそうだ。被害者もあほかもしれないが、電話する奴はもっとアホだ。
テレビの中の人、もしかしたら大半の人もジャーナリストがイラクに行く事を非難する人は少ないだろう。仕事なんだから。じゃー今の段階であほ呼ばわりする僕もアホだ。何しに行ってるのか分からないんだから。自称ジャーナリストかもしれない。これからノンフィクション作家になるのかもしれない。
だいたい若い時ってあほなものだ。僕もハタチ前後の時は、新聞はもちろんとってないし、テレビもニュースも見ずに、アホ丸出しで遊びほうけていた。そんなもんじゃないかなあ。ガイドブックも宿泊先も用意せずに、初めての国へ行って、失敗もしたし、迷惑かけた事もあるだろう。
いくらアホでも、寝る前に歯磨けとか、残さず食べろとか口すっぱく言われたら覚えるだろう。「イラクに行くな」とは民主国家だから強制できないにしても、すごく危険だということを口すっぱく誰か彼に言っただろうか?その年代は親の言う事など聞きゃしない。
首相はせいぜい通りすがりに記者に聞かれて「テロに屈しない」というだけだし、官房長官も記者に聞かれて、初めてぼそぼそと答えるだけ。外務大臣は何度も勧告を出しています。というけど、外務省のサイトを更新するくらいでしょ?暇人しか見てねーよ。
「春に5人が人質になった事件や、ジャーナリストの橋田氏が殺された事件を見ても分からないのか」って言うじゃない?だからそんなの見ねーんだよ。事件なんだから。アホなりに忙しいし関係ないんだから。だいたい事件のニュース見て事件が起こらなけりゃ、とっくに警察いらんわ。
低視聴率の国会の棒読み答弁や方針演説や、選挙前の演説だけじゃなくて、たまにはゴールデンタイムに各局生中継で、「イラクはすごく危険です。」とか、何でもいいんだけど演説しないものなの?ハリウッド映画でよくあるじゃん。宇宙人とか隕石が接近してるとき、大統領が低いトーンで「国民のみなさんに伝えなければならない事があります。」みたいなやつ。口すっぱく言わないと誰も聞かねーぞ。
「イラクは危険」なんて言ったところで、「危険なところに何で自衛隊を派遣するんだ」と言われるのが目に見えているので、よう言わんだろうけど。
また彼のようなイラクに行く人が今後出てきても、もう不思議とは感じない。
Posted at 2004年10月30日 00:04
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