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ぼらちゃんとうーちゃん

品川立会川に鰡が大発生しお魚天国と化した。近所ではボラちゃんとよび便乗商法を始めた。数日後どこからかカワウが大量発生。ボラをごっくんごっくん鵜呑みし始めカワウ天国となった。うーちゃんせんべいも売り始めてはどうだ。次は猛禽類の出現が待たれる。

カワウがぼらちゃんを食べる姿は豪快で痛快でもある。観光地などで鹿せんべいやハトや鯉の餌を売っていて、餌をやるという面白さは多くの人が共感するだろう。過去に動物を飼ったことがあればなおさらだ。この面白さには実は奥行きがある。まず餌やりの初心者でも分るのが、征服感にも似た快感である。子供の時まっすぐしか走らないプラモデルやチョロQに満足しなくなると、自分でコントロールできるラジコンが欲しくなる。餌を池に投げて水鳥はいっせいに動き出せば、自分の影響力を感じるだろう。しばらく餌をあっちに放り、こっちに放りしていると、なかなか餌にありつけないドン臭いのを見つける。そうしたら判官贔屓の感情が芽生えて、そのドン臭い奴に餌を食わせようと熱中もするだろう。更に私ぐらいの経験をつめば、まさにその餌をついばむ時の表情にかっこよさを感じるのだ。

2003/3

Posted at 2003年08月13日 18:04


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