トラックバックと無断リンク禁止と原爆
以前の記事 に先週「りゅうちゃんミストラル」からトラックバックを頂きましたので返事を書きます。その記事では「ただのにっき:言及リンクのないTrackBackの何がいけないのか」で言及リンクの無いトラックバックを送る人は原爆を作るひとと同じレベルだという発言があり、「りゅうちゃんミストラルの日記:トラックバックにリンクは必要か?」でレベルは違うとおっしゃった事に対して僕は同じではないかと言及した。(参考:「トラックバックについてなど 」)
>僕は同じレベルだとも思う。その影響力でなく、論理構造において。
大事なのは影響力だ。影響力を無視した比較が可能とは恐れ入った。影響力を考えなければ例としては不合格。
恐れ入ったか!はっはっはっ。もちろん同じ論理構造だとしても、原爆を投下した鬼畜や未だにそれを正当化する元軍人らと同じ扱いをするつもりは無い。なにぶん影響力が違うので。僕の心情としては投下した事実よりも、原爆投下を正当化する現代のアメリカ人の言葉は被爆者をどうしようもなく傷つけていると感じる。投下したことの方が影響力あったが、それは過去の事。現代のアメリカ人が原爆投下を正当化するだけなら、人を殺す事は無いし、影響力は少ないかもしれないが、僕にとっては極めて悲しい言葉であり、僕のムカツきは原爆製造した奴と同レベルかそれ以上かもしれない。
そのようなふるまいはおそらく僕もやっていて、一つの言葉が他人にどれほどの影響を及ぼすか考えずに発し、大事にしたい人であっても傷つけてしまうこともあった。たとえそれが合理的で正論であっても、ポリティカリーコレクトな言葉でも合法的でもありうること。
コミュニケーションにおいて言葉の持つ影響力は人それぞれである。元記事において僕はトラックバックはコミュニケーションと認識していることは書きましたが、トラックバックの影響力というのも人それぞれでしょう。言及のないトラックバックを嫌悪する人がいるなら、僕はそれをやらない。そのほうが無難だし、トラックバックを送るのは面倒だから。僕はそういうトラックバックを受け取る事を嫌悪していなかったが、読みに行くのが面倒だったから、リンクの無いトラックバックを拒否する事を選択した。
僕は最近、不思議に思う事があって、トラックバックに厳しいルールを設ける人に限って、「リンクをしないで下さい」というサイト運営者に対して「リンクは自由だ」ということを知らせるためだけにリンクをする人がいる。概ね[mohican]などとタグ付けされるような人である。(くだらない事なのでご存知ないとは思いますが。)
僕はリンクの影響力をたいしたものだとは思っていないが、嫌がる人もいる。ハイパーリンクという規格があるから使ってしまう。トラックバックという規格があるから使ってしまう。はてなブックマークというサービスがあるから使ってしまう。核技術があるから原爆を作ってしまった。全部同様の論理構造だと思う。これはあくまで僕の想像です。大小の違いはあれど影響力を考えない自分勝手な振る舞い。
ただ僕の想像を「不合格」などと縁起の悪い事を言わないで欲しいものである。別にいいけど。今度試験があるもので。
僕の表現が「りゅうちゃんミストラル」を原爆を製造するような論理構造の持ち主と思わせる記述だった事は申し訳なく思いますが、あくまで挑発的表現であり、上に書きましたように、誰でも悪気なくてもやってしまうものだと思いますし、影響力が十分に分からないまま技術開発し成功した例もあげました。目の前に手の届く機能があれば使いたい。僕もつい非常ボタンを見ると押したくなります。一度押しました。電車が止まりました。すげーベルが鳴りました。全力で逃げました。こりゃ例えになってないか。
ただ氏が原爆を持ち出したのも挑発だと思いますが、「くたばれ」とか「乞食」とか「性根の腐った連中」という言葉は、ただ氏の性格の悪さだと思います。なにぶん彼はリンクのないトラックバックが嫌だという考えを持ちつつ、それを「りゅうちゃんミストラル」に仕返しとしてリンクのないトラックバックを送り返している。多分ただ氏はリンクのないトラックバックを送る人に対して、僕が「あの原爆投下は必要だった」と被爆者にむかって言ってのけるアメリカ人への不快感みたいなのを持っているのかなと思う。でも、多分それは大したポリシーでもなくリンクのないトラックバックでも飛び切り面白ければ文句はなかっただろう。だから自分の書くことが面白いあるいは有意義だと思っている人ほど、トラックバックを送ってなぜ悪いという。なぜって受け手にとってトラックバックを送った記事がつまらないからである。
リンクの無いトラックバックをもらった事自体はただ氏にとって大した影響を及ぼしていないのも事実だろう。ただ氏は自分がとてもかわいいから、むかつく事されて、憎まれ口をきいた。りゅうちゃんはリンクの無いトラックバックがむかつく人がいる事を知らなかった。それは情状酌量の余地があると思う。仮にただ氏が偏屈で小さな事でむかつくストレス耐性が低い人だとしても、りゅうちゃん氏がただ氏をムカつかせた事は事実である。
もう結論は出ているのではないだろうか?1点目は、ただ氏はリンクの無いトラックバックが嫌いで、りゅうちゃん氏はそれを知った。今後りゅうちゃん氏はただ氏にリンクの無いトラックバックは送らないだろう。それ以外に関してはりゅうちゃん氏のご判断であるが、苦情覚悟で従来どおりリンクの無いトラックバックを送りつづけるか、改めるか。リンクのないトラックバックが嫌いな人がどれくらいの割合か知らないが、存在する事は間違いない。
もう一点は、ただ氏は(あるいは他の人も)性格が悪いのでりゅうちゃん氏に悪口を言った。残念ながらこれはよくあることで、回避するには性格の悪い人に近づかない事である。どのくらいの割合で存在するか知らないが、文章がたくさんの人に読まれるほど遭遇する可能性は高いのだろう。りゅうちゃん氏はこのことに関して抗議したが、ただ氏は無視をした糞野郎である。以上
PS.りゅうちゃん様、今回の記事において言及いただいたことは大変嬉しく思います。ただし全体として、つまらん。そこには、りゅうちゃん様の考えがメインに記されているとは言えないでしょう。もしかしたらリンク集的なものとして機能するのかもしれませんが、一部のリンクには一言程度の言及をされているものの、そのようなコメントは相手には届かないでしょう。想像ですが、リンクさえ張ればトラックバックに文句はないだろうとばかりに、大量にリンクを貼り大量にトラックバックを送ったんじゃないでしょうか?前の記事を書いた時に、僕がただ氏やえっけん氏の文章を読んで思った事は、リンクだけじゃなく言及がなければ不愉快な人もいるかもしれないということです(リンクがあれば不愉快を表明しないだけ)。前の記事中にも書きましたが、僕は言及しないとトラックバックを送らないようにしてます。あくまで僕の判断で、受取る分には嬉しいくらいですが、そういう人もいる可能性を考えています。僕の文章などは面白くもないだろうし、特別多くの人に読んで時間を割いて欲しいとも思っていないので。長文書いててよく言うね。←僕
社会問題についてですが、すべての社会問題は公になっています。献血が必要なことも学校でやるところがあるので高校生以上なら知っているし、道を歩いていたら、ジュースやカレンダーを餌に訴えているのに遭遇します。問題を知っていてもジュースやカレンダーが必要なのです。歳末の募金も赤い羽根を配る。アフリカ救済を唱えるホワイトバンドの収入も大量の広告宣伝費に消える。自民党も選挙戦略を広告代理店に金を払って頼むのです。ブログの記事で何かを訴えるにしろ、とても面白いか、説得力があるか、新しい問題提起が含まれていなければ見向きもされない。北朝鮮拉致だって何十年も見向きもしてこなかったのです。なんせ社会問題は山ほどあるし個人的な問題もそれぞれ持っている。
献血に関する記事を読ませていただき、リンクされている読売の記事を確認する事は出来ませんでしたが、特別面白いとは思いません。良い記事だとは思いますが、それは僕が概ね知っていることであり、読売の受け売りとも想像できるからです。むしろ日本赤十字社が特殊法人として独占でやっている献血事業というものが日赤の報告書を見ても、献血した時にもらえるパンフレットを見てもよく分からない。
社会的な問題に対して、言及し、意見を表明する事はとてもいいことだと思います。しかしそれを無差別にトラックバックを送るのはどうかと思います。面白ければ、必然的に多くの人に読まれる仕組みがネットにはあるわけで、むしろ相手の事を知らずに送るのは暴力かもしれません。献血の出来ない病気の持ち主だったらどう思うでしょうか。献血を拒否するモルモン教徒だったら不愉快ではないでしょうか。もし僕が献血の記事のTBを受け取っていたら献血は何度もやったことあるし不愉快ではないですが、休日にドアホンを鳴らす何かの勧誘くらいに思った事でしょう。もし普段からTBをやりあっていた人に送ったのなら、暴力とは言いませんし、たまたま不愉快に思った人が皆無だということもあるかもしれません。結果的にその行為でTBをやりあう仲間が出来たとしたら、そりゃうらやましい限りです。僕はふと仲間を作るということは、第三者の不愉快の上に成り立つような気がする。
Posted at 2005年11月02日 00:03
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この記事のタイトル: 鳥新聞: トラックバックと無断リンク禁止と原爆
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