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2005衆議院選挙雑感

日曜日は8時に選挙速報番組が始まると、出口調査が自民の驚異的圧倒だったので、興味が失せてしまいウトウトしてしまった。9時過ぎから断然、世界柔道を見た。特に女子無差別級決勝で薪谷翠選手が接戦の終了間際に一本勝ちして感動した。司会者!泣くなよ。僕も涙が出てきたじゃん。

やっぱ勝負事は接戦じゃないと面白くない。国政に興味ないわけではないが、おおよその結果の見えた速報には興味がない。最悪のシナリオにならなければ良い。それは小泉が負け、自民党がおっぱらった人が自民党に戻る事だ。これだけ大勝すれば、戻ってこないだろう。

別に自民党支持者でもなく、無党派だが全ての政党が良くなるにこしたことはない。支持政党を持つ人は、支持政党以外の政党が悪くなればいいと思っているふしがあると思う。党員であれば尚更である。他の政党が悪ければ自分の党に有利なのだから。なんか嫌な話である。みんな考え方は違うけど、日本が良くなる事を思っているのに。国が良くなる事が第一義だが、各政党も良くなって欲しい。

だけど実質的に自民党しか政権とった事無いので、民主党に一度やらせてあげたい。そしたら民主党も強くなり、自民党も浄化されていくと思っていたが、結果的に民主党は先の議会で郵政民営化法案に賛成するしか選択肢は無かったのだろう。自民党との協議の場が無かったのかもしれないが、民主党は自民党が荒れてくれたらいいと思ってた部分もあるんじゃないかと思う。むしろ、「民営化賛成だけど、自民党が嫌いだから反対しました。エヘっ。自民が分裂したら自民にとってもいいし、民主と切磋琢磨できる」とか言えばよかったのかも。なわけねーか。郵政民営化程度、お前ら議員で決めろと思っていたが、国民に聞きたいとか頼りない事を議員が言うなら、国民投票制を導入すべきであろう。先進国はどこも積極的に導入している。

今回も街頭演説で「故郷のため」とか「この愛すべき大地のため」とか聞くとヘドが出そうになった。地元の為に国会議員が働くということは、それは族議員と同じことだと思う。郵政関係者の為とか、建設業界の為とかで働いているのと構造的に違いは無いだろう。おめえら国のために働けや。

僕の未来想像図は、良い悪いは知らないが、少子化対策とか、教育やら、介護やらは道州制とかにまかして、国の仕事と区別する。日本の国と言うのはもう政府には手におえないのだと思う。郵政を改革するのも国がやるとしんどいので、市場にやらすのだ。もちろん地方分権は急にはできない。段階的処置は当然だろう。それでも不安な人はいるだろうけど、民主的な異議申し立てがあったときに速やかに軌道修正できる国であることを目指すべきだと思う。不安がっていては前に進まない。間違っている時にやり直せる余地があれば、不安から逃れられる。間違って損したら困るのは僕らだが、将来の世代にとっては、僕らが困ったって痛くも無いので、早くやるべきだと思う。

そしたら、地方選挙も盛り上がり国民は政治が身近に感じるだろうし選挙も分かりやすい。地方選挙と国政選挙とは全く別の争点になる。地方選挙で「私はこうします。」とか綺麗事いっても、あんたそりゃ国政じゃなきゃ無理だよなんてことは無くなるし、国政選挙でヘドの出そうなセリフを聞かなくてすむ。あと選挙演説で「助けてください」という立候補者。助けてください?はあ?(アジャコング風)なんで助けなあかんのじゃボケ。いいかげん義理とか人情とかを政治に持ち込むのはやめて欲しいな。小泉が非情だったのはいい事だ。

政治に興味って程でもないけど、僕が多少政治ニュースを見るようになったのは、「加藤の乱」の時で、後に財務大臣になった谷垣が泣いて止めようとしたり、頭の悪そうな自民のレスラーが野次に水を浴びせたりして面白かった。「小さな政府」というのも加藤が言ってるのを聞いて知ったと思う。もしあの時に乱が成功していたら、改革はもう少し早かったのだろうと思う。やっぱり乱というのは成功しないものなのだろう。小泉は首相の立場だから成功した。今はまだ改革が成功したと言うより、郵政造反議員を追い出すのに成功したに過ぎないが。参議院で造反した連中はどうするのかな。賛成に鞍替えしてカッコ悪いと思わないのかな。荒井はいち早く離党したので、まあ清々しい。どの議員が恥知らずか参議院を注視しておこう。

小泉がなんかむかつくのは、1年で総理を辞めるといっている事。選挙前の森とのチーズ会談で、殺されようとも改革するみたいな事を言ったらしいが、まあ演出かもしれないけど、任期で辞めたいというのは、殺されるのが嫌なのかなと思う。任期切れのときにお得意の「適切に判断」すればいいのであって、今回の衆議院選挙は小泉で勝ちとったような政権であり、早々に任期で辞める発言をするとは責任感ないんじゃないかと思う。まあ投票日前から言っていたので、自民の圧勝はそれを承知の上と言えばそうかもしれないが。過去の総理大臣年表を見ると、なかなかカッコよく総理をやめる事は難しいみたい。急死でもしないと。消費税でも上げて批判くらってカッコ悪く辞める覚悟したらどうかな。

まっ480人おめでとう。せいぜい国のためにガンバレや。

追記

造反参議院議員は軒並み賛成への転向を表明しているようだ。

Posted at 2005年09月13日 23:58


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Commented at 2013年11月09日 19:03

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