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里谷多英と島田紳助

「多英が泥酔し破廉恥な警察ざた、一時拘置」

フリースタイルスキー女子モーグルの五輪金メダリストでフジテレビ社員でもある里谷多英（28）「飲んだら泥酔するまで飲みたいから、海外ではあまり飲まない」などと発言していた。（日刊スポーツ2005年3月3日）

「飲んだら泥酔するまで飲みたい」という男前のセリフで里谷多英にホレそうになった。僕は外で飲むのをしばらくやめたことがある。外で飲まないが、家で飲んだ。家で飲む限りは、泥酔したって誰にも迷惑はかけないし、近所迷惑なこともできないので自制心も働く。

海外遠征が多い里谷多英にとって日本が家みたいなもんだったんだろう。警察沙汰とはむちゃな話だが。僕は自分の家でひとりで飲んで、誰に勧められるわけでもないのに飲みすぎて吐いたことが２度ほどある。このときほど悲しかった事は無い。便器にうずくまりゲロやら、鼻水やら、涙やらがとめどなく流れた。今はそんな事ありません。

今月の春秋の記事に関西芸人が東京のテレビ局での振る舞いと、関西のテレビ局での振る舞いが違うというような事が書いてあった。島田紳助が女性に暴行のうえ騒いでいたのも、関西のテレビ局内のことで、東京の局なら起こらなかっただろうとあった。記事には関西はギャラが安いので「出演してやってる」みたいな感覚があるんじゃないかとか、関西が自分の庭とでも思ってるともあった。

郷に入っては郷に従えとはルールの分らない子供には良い諺だが、いいかげん自己同一性を持ってもいい年になったら、多重人格的な振る舞いは表にさらすものではない。子供が弱いものいじめをするのも、自己同一性が無いからだ。力の弱い者や頭の悪い者に対する態度と、強者に対する態度に別のルールを敷く。人によって態度を変える自分がカッコ悪く感じたら、いじめも止めるだろう。

付き合いのある営業マンで卑屈なほど低姿勢の奴がいてウザイのだが、携帯電話で誰かと話しているのを聞いていると、天下でもとったような偉そうな口をきいている。いい年してなんで普通にできないんだろう？

つっても、僕も酒を飲んだり、ブログを書いている人格というのは、ちょっと壊れてるんだけど、ご愛嬌ということで。

Posted at 2005年03月07日 00:04