トラックバックは恥さらしだと思いながら打っています。
トラックバックはコミュニケーション
今年になって、いくつかトラックバックに関する記述を目にする。
@UnfogettableDays:トラックバックから考えるインターネット文化の変化
いつもながらまとまっている。トラフィック所有?エンターティナーあるいは広告代理店なんかが持つべきセンスみたいなものかな?
A週間!木村剛:「検事の視点」と「弁護士の視点」:ブログはコミュニティだ!によると
「今後は、歪んだ「検事の視点」からコミュニティを荒らしにこられる方々のトラックバックについては原則として削除する方針で臨んでいきたいと思っております。
」
ということです。ご多忙なところ、お疲れ様。
Bquimitoのご本ご本:ブログをはじめて1か月
これから時々見に行きます。
CMyHurusato.org:それなら、私達は弁護士の眼でも見てみるようにします
ひねりが効いて、おもしろい
ここまで、トラックバックに関する記述を呼んでも記事を書くつもりは全く無かったのだが、
D徒然キャッチー:「正しい」トラックバックとは? …絶対的な「正しさ」など無い!
わはは。書きたい意欲が掻き立てられる。以下に何箇所か引用させて頂く。
最近、どうも「トラックバック」について狭く古い定義にこだわっているバカが多い。
古い定義などありゃしない。あるのは機能(あるいは仕様)だけ。他人様のブログに自分の記事のリンクを貼るということだけだ。
トラバの定義(それも誰かが勝手に決めた、初期の古い定義)を頑なに守り、その規則を破ったらギャーギャー騒ぐその姿は、例えば「正しいHTMLの書き方」などを主張している輩と同じだ。「そのやり方は間違っている!!」 「このやり方が正しいのだ!!」・・・それはもはや「宗教」だ。
「ぎゃーぎゃー騒ぐ奴はウザイ」と言えばいいのに、「ぎゃーぎゃー騒ぐ奴」=「正しいHTMLの書き方を主張する輩」=「宗教」と、たぶん個人的にウザイ物を列挙しただけだと思うけど、それじゃ「ウザさ」の説明にも例え話になってないし、宗教の好きな人には説得力がない。
僕の思うトラバの有効な利用法は、ブログ作者のためでなく、ブログ訪問者のための利用だと思う。
こりゃ、すげえ。他人のブログの読者のことまで気遣っていらっしゃる。教祖様のような心の広さ。そういえば、木村氏も転載の理由を「読者利便」とおっしゃっていたなあ。ためしに徒然キャッチーの他の記事を読ませていただくと、確かに面白い。また書きたくなってしまう。めんどくさ。
その記事にトラックバックがUnfogettableDaysから来ていたので、もう一度じっくり読みに行く(あートラックバックって便利)と超有名ブログARTIFACT:TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?の紹介があってタイトルを見て、「あ痛たたた。上がってません」と思ったので、読みにいく。
あれほど大量のトラックバックを受取る事を僕は想像できないが、受取った側は自サイトの読者のための労力は大変だと思う。またブログは自分と自分の読者の為という動機しかなく、そしてトラックバックは自分と、相手ブログとのやり取りである。相手のサイトの読者など知るか!と思う。テメエに心配してもらわなくても、サイト運営者が決める事。つまりトラックバックを送る以上、それの意味するコミュニケーションは相手サイト運営者のひとりだと思っている。
自分のサイトでトラックバック削除のルールを決めるのは自由だが、トラックバックを送る側が「気に入らないなら勝手に削除しろ」というのは、「転載するけど文句があるならご連絡ください。」「個人情報を開示していますが、もし嫌だったらご連絡ください。」という感覚と似ていると思う。テクノエシックスで問題にされるものの中には、コミュニケーションの欠落があると思う。最近和解した青色ダイオードの開発者報酬も労使間のコミュニケーションの問題で、ネットで見られる著作物を勝手に自分のサイトに掲載するのも、掲載する前に「掲載していいですか」という当たり前のコミュニケーションの欠落である。
他にトラックバックに関するものを読んでないので誰か言ってる事かもしれないが、僕はトラックバックは1対1のコミュニケーションである点で、玄関につける呼び鈴のようなものだと思う。ボタンを押せば、他人の家の中にベルがなるという機能。それとも僕がUnfogettableDaysで言われるトラフィック感覚というのを持ち合わせていないだけなのだろうか?
UnfogettableDaysのトラックバック文化は、1対1のコミュニケーションという感覚は当然のこととして受け止めておられ、その先を書いておられるのだとは思う。トラックバックがコミュニケーションである以上、手紙やFAX、電話にあるような文化はありえると思った。ただし、地理的影響のない文化の変化というものは電話における携帯の普及とか発番号表示とか機能の変化に伴うものだと思う。
以上で投稿して寝ようと思ったら、UnfogettableDaysからクローズドコミュニティ(仲良しクラブ)へと退化する?週刊!木村剛からトラックバックいただいたので、言及しておく。
全文転載用エントリーを1つ作ることにより、全文転載許諾済みのBLOG OF THE WEEKエントリー記事と、通常の記事に対する感想とを分離すれば良いのです。
これは読んだ瞬間、僕のトラックバックの考え方からすれば、すごくよいアイデアだと思った。でも、ろくに記事を読まずにトラックバックする人もいるのです。転載したければトラックバックに新しい機能が必要だと思います。僕が以前コメントで書いたように、ルールの同意ボタンを押させないとトラックバックできない改造をするか、ユーザー登録したもの以外のトラックバックを拒否するか、RSSを利用するかだと思います。
もう一度くわしく書くと、RSSは発信者の裁量で決められます。僕のサイトはRSSで最近15件の全文配信しています(概要配信も提供してますが)。RSSを受信すれば、記事が最新である間は全文掲載する事が可能なのです。全文転載されたくなければ、概要だけ配信すればいいのです。古くなれば消えますが、リンクをたどれば全文を読めます。
Posted at 2005年01月18日 01:07
前の記事へ「スヌーピーと杉田かおる」
〜杉田かおるさんは最近、俗に言われる結婚できない負け犬タレントとして活躍のご様子であったのに、このたび資産家と結婚されたそうだ。 彼女は旦那をスヌーピーとムーミンを足して割ったような理想の人物と称した。実は鳥ファンの僕はスヌーピー通でも有名で...
次の記事へ「コミュニケーションその4」
〜申し訳ありませんが、2部構成です。 コンピューターによる人工知能の性能はそのコミュニケーションの自然さをテストされる(参考:コミュニケーションその2)。 牙も鋭い爪もない人類が生き残るには人間同士のコミュニケーションが不可欠であった(参考:...
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この記事のタイトル: 鳥新聞: トラックバックはコミュニケーション
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コメント
sandman からコメント
Unforgettable Daysのsandmanです。
トラックバックと記事への言及、ありがとうございます。
ちょっと一点だけ、コメントさせて下さい。
>でも、ろくに記事を読まずにトラックバックする人もいるのです。
については、その存在を考慮した仕掛けが入っているんです。注意書きページとトラックバック専用ページを分けているのが、まさに、この理由なんです。
大して読まない人は、注意書きページに対してトラックバックしてしまうでしょう。「エントリー説明」「トラックバック」ですから。
ここで振り落としガ(完璧ではないですが)できるだろうと思います。恐らく、その効果は、確認ボタンと同じ程度ではないでしょうか。
トラックバック専用ページへ行くにも、確認ボタンを押すにも、ワンクリックです。なんなら、専用ページへ行くリンクを、確認ボタン形状にすれば同じ効果ですよね。
Commented at 2005年01月18日 11:07
鳥新聞 からコメント
sandmanさん
なるほど。昨夜は頭が回りませんでした。いいアイデアです。週間!なんとかでもすぐに実行できそうですね(それでも嫌悪感をぬぐえない人はいると思うが)。
ろくに記事を読まずにピングを打ちまくる人を念頭に記事を書いていたので、あのような表記になりました。付け足したような言及で申し訳ありませんでした。
Commented at 2005年01月18日 19:10