コミュニティーの消滅を憂う
さよなら薔薇族
雑誌「薔薇族」が休刊(時事通信9月22日)
同誌は男性同性愛者専門誌の草分けとして1971年に創刊。ピーク時は約3万部に達したが、最近は3000部程度に落ち込んでいた。
サイトをのぞいてみると編集長からの廃刊のご挨拶は近日アップ予定だそうだが、「中年にも見やすい誌面」「性病の医師を紹介します」「同性愛者への差別、偏見をなくす」「エイズ予防を呼びかけ」などと、良心的な雑誌であった事がうかがえる。
同誌を取り扱っていた本屋さんも次々と廃業していたようで、サイトから購入可能となっております。郵送袋には『薔薇族』の名はなく、『第二書房』のみ記入してくれる配慮のある対応です。最終号はまだ購入可能です。記念にどうですか?
先週はプロ野球球団の消滅に涙を流した人もいた。30年間以上近鉄を応援した人もたくさんいただろう。そして「中年にも見やすい」と銘打っているので薔薇族購読して30年という人もいるのだろう。僕はそんな人たちを慈しみたいのはやまやまなんだけど、慰める事はできません。ごめん。何かがなくなるのは、僕と関係なくても寂しいことだ。
Posted at 2004年09月27日 23:19
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