LIFEもキャッシュ化できるので、もう安心。
人間の脳みそに任せてられない
「キャッシュ化される人生」とは、なかなかキャーチーなコピーだ。ブログツールのSixApart社とNokia社との連携でLifeLogというブログと携帯電話をパッケージにした商品があるらしい。( 渡辺聡・情報化社会の航海図 :”キャッシュ”化される人生)
タイトルを見た瞬間、思い出ぐらいてめえの脳で覚えとけ!と思ったが、現代人の皆さんは忙しくて覚える事がたくさんあるのかなあとか、名前を思い出せない同級生と映ったアルバムを開いたりするしなあ、と思い巡らす。いや、「LIFE」を「命」と訳せば孤独の死体が、異臭騒ぎを起こす前に発見されるかもしれない。
どういう事か親切に言うと、以前にPalmOSを使ったPDAで糖尿病患者などの為に、血液の情報を測定するモデュールとログをとるツールをパッケージにした商品があったが、便器のメーカーは便や尿の情報を送信する機能を研究しているはずだ。高齢化、遠隔医療、健康寿命、予防医学などのキーワードを聞いたら、血と尿と便くらいの情報は各家庭で生成されるようになると想像している。
法に訴えられたり、訴えたりした人や、訴える事を企てている人は会話を記録するためにICレコーダーよりテープレコーダーを携帯されている事だろう。しかし暴力団事務所なんかに乗り込む時は、注意が必要です。ぶん殴られて取り上げられたらおしまいです。そう、リアルタイムでネットワークに情報を残しておけば、取り上げられてもそれまでの情報は有効です。まさにLifeLogのおかげで、命拾いなんてこともあるかもしれません。
もう書いてしまったので、暴力団の方もへまをしません。笑顔で「暑い日が続きますねえ」といいながら、ぶん殴るので、音声の記録だけでは、何の意味もありません。映像をリアルタイムで配信しないと。今よからぬことを考えた変態さんもいるでしょう?携帯端末に情報を残さず、ネットワークにだけ残せば、捕まってもシラを切れると。手鏡を使って脳裏に記録するだけでもつかまるんだからやめとけ。
動画をリアルタイムでネットワークに保存できるほど資源があれば、別に命のやり取りだけでなくて、身を削るような金のやり取りを電話で話すような人は、通話内容をネットワークに記録するのも手です(そんな機能があるのか知らないが)。デジタルの音声記録に厳密な法的効力はなさそうだけど、金融会社の管理者はこぞって営業マンに持たせるだろう。
Posted at 2004年09月20日 01:33
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