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女性のキャバクラ嬢化がストーカーを生む。

社会に抗うストーカー諸君

Unforgettable Days: 使い捨ての人間関係」は、「CNET Japanの松村太郎氏の情報技術系コラム」のトラックバックとして書かれたようだが、元ネタを読まなくても、もしかしたら引用を読まなくても、一つの記事として成り立ついいエントリーだ。

私もよくやるが、元ネタを読まないと分からないエントリーを書くことがある。だって楽チンだから。酒飲みながら書いてる時なんて、元ネタ読んでも脈絡が無い事さえある。BLOGってそんなもんだよね。新聞記者じゃないんだから。

余談はこのくらいにして、ネットや携帯などの容易に個人情報を変更できるコミュニケーションツールの普及が、リセットボタンを押すかのように人間関係が使い捨てされる社会を想起させられる。これが面白かったのは、同じような気分になった事が何度かあるからだ。まず2,3年前に探偵の裏側のドキュメントを見ているときだ。

ストーカーされている女性が探偵に駆け込み、犯人を突き止めると、女性とは顔見知りであった。何度か二人で会う事もあったようだが女性はウザくなって何の挨拶も無く人間関係をポイ捨てしたのだった。ストーカーも人間関係がポイ捨てされることを知っていれば、こんな事にならなかったかもね。女のほうもポイ捨てするなら、ポイ捨てする環境を整えた交際をする必要を学ぶべきだったのかもしれない。だけどそんな付き合い方ばかりだと女性は総キャバクラ嬢化に向かいます。ストーカーをなめんなよ。電話番号、メールアドレス変えたくらい、追跡しますがな。

僕がまだウブで、匿名の何たるかを知らないとき、先輩にキャバクラに連れていかれた。一人のキャバ嬢と話も弾み、心も弾み、電話番号を教えたりした。その後何度か電話がかかってきたが、僕はなぜか彼女が明かそうとしない本名を聞こうとしていた。野暮と言えば野暮。若いながらに僕は防衛本能が働いていたのかもしれない。

3,4年前に流行に遅れてはいけないと思って出会い系に登録してみた。3通程送ってそのうち一人とやり取りが始まり、一人は僕のプロフィールを見てメールをくれた。二人とも1,2ヶ月ほどで断絶した。メールアドレスを変えられたというわけではないが、最後に僕が送ったメールで返信が来なくなったので、送っていないだけだ。音楽と旅行の話題という共通点でメル友を探してみたのだが、当り障りの無い話題に疲れていたので、少しせいせいしたというのが本音だ。(強がってんのか?オレ)

この時も登録はニックネームだったが、最初のメールで本名を名乗った。基本的に僕は他人を信用してないが、それ以上に僕も他人から信用されていないと思っているからだ(僕の事をよく知っている人は、信用してくれていると思っているけど)。決して僕は他人を信用しない事を推奨しない。僕はそのほうが楽チンだからそうしてるが、むしろ人を信用する人は好きだ。だけど自分のことを他人から信用されていないと思う事はお勧めする。銀行に言って「金貸せ!」とどなれば、警報ベル鳴らされるのが関の山。スーツでも着て、事業計画書書いて、名前を名乗り、丁寧な言葉使いで「金貸せ」と言わないと信用してもらえない。

出会い系でなくても、実生活でもポイ捨てされたこともある。普通に付き合って2,3ヶ月たち、留守電入れても連絡も来ないし、電話つながっても冷たい。「ほかに好きな人ができた」とか「てめえの○○がうざくなっちゃった」とか言ってもらえればいいのに。多分そういう事を言うのも嫌だったのだろう。なにぶん僕は付き合って2,3ヶ月の彼女にも信用されているとは思っていないもんだから、ストーカーになることはないが、出会い系のときとは比べ物にならないくらい落ち込んだ。あっ今すごく憂鬱になって書く気が失せた。

僕はポイ捨てされる人間関係というのは、ネットやキャバクラだけの世界のものでなく、匿名/実名、男/女も関係なく、既にみんな受け入れつつあるように感じる。これに対抗するものはもうストーカー諸君だけかもしれない。

Posted at 2004年07月23日 23:51


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