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ハチドリとなまけもの

ごく冷静な時の僕は動物の映像を見るのが好きだ。なかでも鳥をみるとうっとりしちゃう。形や大きさ、生態の違いに関係なく、なぜか好きだ。子供のころから自分が空を飛ぶ夢を時々見るのと関係があるかもしれない。一方で人間に近い猿などの映像はあまり好きではない。

例外もある。ハチドリはあまり好きになれない。翼の動きが速すぎるのだ。羽だけを見るとむしろ昆虫だ。僕は子供のころボクサーのがんばれ元気を見習って、電車に乗った人の顔を見ようとしたがまったく認識できず、自分の動体視力の自信を喪失したが、それが原因でハチドリが好きになれないのではない。彼らはまさに蜂のように花びらを行ったり来たりして蜜を吸う間も羽ばたきっぱなしである。その運動量に比例して彼らの摂取するエネルギーも当然多く、体重比で換算すると人間の数十倍も消費をしている。これじゃ環境にやさしくない。対照的にナマケモノはあまり動かず、ずっと木にぶら下がっている動物として有名だ。エッチも出産も木にぶら下がったままらしい。どんな動きをするんだろう。やはりその運動量に比例して、食料はわずかで排尿、排便は週1回程度らしい。かっこいい。まるでアイドルだ。ナマケモノの生態が2時間ぶっとうしのDVDがあったら是非ほしい。ちなみにナマケモノはサルの仲間だと思っていたが、アリクイの仲間らしい。ちなみに象はナポレオンもびっくりの3時間睡眠であとはずっと食っているらしい。

だけど何より好きな映像は女の子の肌や体の線があらわな絵だ。まあそのときの僕は冷静ではないのでそっとして置いてください。ハチドリやナマケモノを好きだ嫌いだと言ったが、徹底的に嫌なのは極端な運動によるダイエットしてるデブだ。それが肌や体の線をあらわにしていると尚更嫌だ。デブが嫌いなのではない。潔くない無駄な運動が醜いのだ。ハチドリの運動は生活のために仕方のないことだ。むしろ僕はデブには寛大のつもりだ。小柄な僕はでかいやつが好きな面もある。最近あるテレビ番組でデブを取材していたのを見た。そのデブは電車に乗らない、電車だと安くつくのに、高くつくほかの交通手段を選ぶ。電車に乗ると他人に迷惑がかかるというのだ。こういう奥ゆかしさも好きだ。確かに満員電車に乗ったときに隣にデブがいたり、疲れていて席に座りたいのにデブが3人分を占拠しているとむかつく。しかしながら現代社会では体をぜんぜん動かさない仕事が多く存在するし、ストレスが原因で身体的な異常をもたらすことはよくある。どうかそのストレスの対価でタクシー使ってください。

Posted at 2003年08月15日 13:11