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アンチヒューマン、鳥テイストなニューロ情報誌

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住基ネット

最近もっぱら話題だ。片山大臣の「絶対大丈夫」と言うのには辟易するが、絶対不具合は発生するし、情報も漏洩するだろう。でも私は情報漏洩しても別にかまわない。俺のこと好きな人がこっそり誕生日プレゼントくれるかもしれないし、爆弾贈られる覚えはないし、貞操の危険には無頓着だ。せいぜいDMが増えるくらい怖くはない。反対の人が牛が10桁でヒトが11ケタかよ。っていうけどそれがどうしたってなもんだ。学生番号、社員番号、保険書番号も受け入れ難かった神経質なヒトなのかもしれないが、私は気にしたことはない。ただ、できるものなら777とか良い番号がくればいいなってくらい。どういうシステムで番号が付けられるのか知らないが、多分NTTの電話番号以上には計画的だろう。しかしこのシステムは「私の情報が漏れる可能性のあるシステム」では片付けられない。「1億3千の個人情報が漏れる可能性のあるシステム」である。住所、氏名、年齢だけでも1億3千の情報はかなり高い価値があるとおもう。

市町村の数は3000強、そのうち85%以上が人口5万人以下で75%以上が3万人以下の小さな自治体で、予算はともかく役所の所員の数を考えると、一般の企業で言えば上場するかしないかの中規模の企業程度だ。つまり大規模なシステム障害を起こしたUFJや情報漏洩したTBCなどよりシステム担当者のレベルが高いと断言はできない人々が1億3千の情報を扱うのだ。システムそのものを作ったのは地方自治体ではなく国が作ったのだから一般企業と比較はできないのではないかと言う人がいるかもしれないが、各自治体に何人が情報を扱えるか知らないが、一人だけと言うことはありえないので、6000人以上の人が芸能人だろうがスポーツ選手だろうが本名などが分かれば好きな人の情報にアクセスできるのである。アメリカの核ミサイルのスイッチを思い浮かべて欲しい。スイッチの権限をもっているのは大統領とかごくわずかな人のはずである。重大なものに触れる事のできる人というのは限られるということだ。私は数十万人くらいの情報にアクセスする機会があったことがある。そのときは忙しくて時間がなかったのでただ自分の情報を見ただけだった。ほとんどの世帯の個人情報を持っている会社に就職した学生時代の友達は、入社したての頃、その会社の顧客として俺の評価が悪くなっていたといって笑っていた(悪い評価の 顧客はまれらしい)。僕もその友達もごくまじめな優 秀な人材である?。だけど アクセスできたらそりゃ覗いてみるよ。アイドルの情報だったらなおさらだ。櫻井良子さんのよう にアイドルの立場であれば覗かれたら嫌だろうけどね。2002/8

Posted at 2003年08月09日 18:39


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